世の中は非常に便利になって、スマートフォン1台あれば、いろんなことがやれてしまう時代ですね。
クレジットカードの契約や与信なしでも後払い決済が利用できるようになりました。
そんな使い方ができる決済を総称して
後払いアプリと言います。
<後払いアプリの例>
・アトネ
・バンドルカード
・クイックペイ
・メルカリ
・キャリア決済※ペイディは、CICに加盟しているので与信審査があります。
個人差があるものの上限を5万円までとしているものがほとんどで大きな買い物に使用することはできません。
すべて「借金」と考えます。
★借金で困っているときの救世主として使った場合
あなたは、そのお金を払う当てがありますか?
★債務整理後でクレジットカードの代わりに使いたい場合
あなたは、そのお金を払う当てがありますか?
この後払いアプリは、債務整理を基準とした場合に注意点が債務整理の前と後では大きく異なります。
では、詳しく説明していきます。
後払いアプリは「借金」です
冒頭でも書きましたが、
後払いアプリは「借金」です。
その他の代表的なものは、通信販売の代引きなどの商品発送後に支払う決済についても、何かと言えば「借金」です。
多くの方は「借金」という認識で買い物をしたり、利用していないと思います。
クレジットカードの一括払いでも、借金には変わりありません。
後払いになっているものを「借金」と言います。
では、具体的な注意点をお話します。
どこからも借入ができない状態での後払いアプリの利用について
クレジットカード、カードローン、銀行ローンなどの借金があって、もうこれらの借入ができない状態にある場合で「後払いアプリ」を利用することは、非常に危険な行為だと言えます。
なぜなら、すでに支払いが困難な状態、借入が限度額に到達しているような状態で、さらに、借金を増やす行為をしても、返済の当てがないからです。
単に、後払いアプリを利用して、支払いが難しいという場合には、1つあたり限度額も5万円ほどだったりするので、債務整理を行う方が、弁護士費用もかかるので、おすすめはできません。
相場で考えれば、任意整理をするだけでも、依頼費用が5万円ほどかかってしまいます。
何よりも、少額の借金を任意整理したとしても、毎月の返済額が大きく変動することはなく、費用をかけるだけ損してしまいます。
単に支払いが困るという場合には、債務整理を検討するよりも、生活がきつくなったとしても、自力でどうにか返済をする方が得策です。
しかし、先に書いたように、あなたが目一杯借り入れをしている状態で、後払いアプリの支払いも難しいとなった場合には…
もう、金策の限界
どこからも借り入れができない状態
生活の破綻だと気づかなくてはなりません。
この場合には、一度、借金生活に”けじめ”を付けるつもりで、弁護士にご相談ください。
あなたに合った債務整理を一緒に考えます。
後払いアプリを債務整理前に使った場合の注意点
債務整理の相談に行こうと決断できるまでは、個人差が多いものです。
自転車操業で、どうにか借入をして生活が回るうちは、債務整理に行こうと思わない人が圧倒的に多いです。
単に他の借金に困ってもおらず、便利だという理由で後払いアプリを利用する分には構いません。
後払いアプリを債務整理中に使った場合の注意点
1番注意してほしいのは、債務整理中に後払いアプリを使ってしまうことです。
任意整理を依頼中に使ってしまった場合
和解成立後には、任意整理をした借金の弁済が始まります。
その支払いに支障が出るようですと、また支払困難となってしまいます。
そうなると、個人再生や自己破産を検討しなくてはいけなくなることもあるので、さらに弁護士費用もかかることになります。
せっかく手続きした任意整理を無駄にしないようにお気を付けください。
個人再生や自己破産の手続き中の場合
個人再生や自己破産の手続き中に後払いアプリを使ってしまうと、再生計画案の不認可・免責不許可事由に該当することになり、依頼した手続きが失敗に終わってしまう可能性が高いです。
また、黙っておけばいいと思うかもしれませんが、家計収支表も毎月細かく付けなければいけないものですし、嘘を付くこと自体が、裁判所から不認可・免責不許可となることです。
絶対に手続き中に「後払いアプリ」を利用しないでください。
後払いアプリを債務整理後に使いたい場合の注意点
債務整理の手続き(任意整理・個人再生・自己破産)を終えた方への注意点があります。
信用情報機関に事故情報として登録されていても、後払いアプリであれば利用できる可能性も高いと思います。
クレジットカード決済のように利用できたり、スマートな買い物ができるため便利だと考えると思います。
任意整理や個人再生をした方
債務整理後の弁済に滞納してしまったりすると、再度債務整理をすることになります。
また、依頼費用などお金もかかるので使い方には注意しましょう。
自己破産をした方
ギリギリの生活をどうにかしようと、後払いアプリを使ってしまった場合に任意整理を行うことは、自己破産後でも可能です。
しかし、後払いアプリの場合は、少額なため、任意整理を選択しても費用倒れになる可能性が非常に高く、また将来利息をカットしても大きな意味を成さないことから、債務整理をすることができない可能性があります。
複数の後払いアプリを利用してしまった場合でも、自己破産後7年間は、免責を得ることはできないに等しいでしょう。
二度目の自己破産は、裁判所の目も厳しくなります。
では、最後にまとめます。
まとめ|後払いアプリの活用の仕方・タイミングには注意しよう!
①生活が破綻しているのに借金を増やす行為はやめましょう。
②個人再生や自己破産手続き中に後払いアプリを利用すると、裁判所から不認可・免責不許可を出される可能性が高いのでやめましょう。
③債務整理後に後払いアプリを利用する場合は、生活の範囲内で利用するようにしましょう。
ですが、生活の範囲を超えて使う場合には、前回よりも大きなリスクを負うということを覚えておいてください。
以上の3つの注意点をしっかり覚えておいてください。
当事務所でも、借金問題に関する相談を随時受け付けています。
「まずは、話を聞いてみたい」という方も、お気軽にご連絡ください。
一緒に一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう!
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弁護士費用は、事前に明確にご説明いたします。
任意整理:1社につき18,000円(税込)
個人再生:積立金×手続き期間(最低積立額は4万円から)
自己破産:24万円(税込)
すべて、着手金や報酬金、実費、手数料込の費用設定で、追加料金などはかかりません。
分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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