もう借金が払えない
お金のことばかり考えて疲れた
そう思った時に相談先をどうやって探すべきか考えますよね。
今日は、弁護士が教える
債務整理を依頼したい時の「弁護士の選び方講座」を開きたいと思います!
まず「債務整理」という言葉が聞きなれない方も多いでしょう。
借金・多重債務問題の解決方法のことです。
具体的な解決方法は3つです。
①任意整理
利息だけをカットする方法
②個人再生
借金総額を大幅にカットする方法
③自己破産
借金そのものを帳消しにする方法
この3つの債務整理の手続きを行うにしても、弁護士費用・相談の方法・サポート体制など各法律事務所によって様々です。
探す時に使うと良い検索キーワードは
「債務整理+(地域)」です。
法律事務所は、全国にたくさんあります。
ホームページを見るだけでも、難しい言葉が並んでいて疲れると思います。
そこで、弁護士が教えるココを見極めよう!という点を解説していきます。
抑えるべき結論はコレです。
▼ ▼ ▼
3つの解決方法の中から、高い専門性を持ち、相談者主義で提案ができて、迅速に動いてくれる弁護士を探すことが重要です。
この条件で、弁護士費用が安ければ言うことはありません。
<弁護士選びの6つのポイントと疑問>
- 法律事務所を選ぶなら近いところ?遠いところ?
- 大手の法律事務所?個人事務所?
- 費用の差をどう考える?
- 弁護士の方針について違いはあるか?
- 法テラス
- 司法書士との比較
では、詳しく解説していきます。
債務整理の弁護士の選び方①
家から近い所・遠い所?どっちを選ぶべき?
日本弁護士連合会では、
・対面にて相談を聞くこと
・対面にて契約を結ぶこと
この2つが定められています。
※日弁連「弁護士の事件受任・事件処理方法に対する規制」をご確認ください。
つまり…
弁護士は、相談者に直接会うことを義務付けられています。
義務付けられている規定を破り、メールや電話などを通して、面談せずに受任してしまう弁護士を信用してもいいのかは、あなたも考えてみてください。
ということで、
あなたの出向ける範囲の近い所・遠い所という定義でお話をさせていただきます。
相談に行くなら、家から近いに越したことはない。
知っている人にバレたくないから、遠い所を選びたい。
いろんな基準があると思います。
<法律事務所を選ぶポイント>
任意整理なら、直接行ける範囲であれば他県でもOK
個人再生・自己破産手続きは、管轄裁判所の近くにある法律事務所がよい。
※あなたのお住まいを管轄する裁判所への申立てが必要です。
裁判所へ出向く可能性から考えると、遠くを選ぶことにメリットはあまりなく、弁護士の出張費用を請求されることもあります。
法律事務所に出入りするところを見られたくない方もいると思います。
弊所は、名古屋にあるアーク法律事務所ですので、名古屋を例に挙げます。
名古屋駅周辺、栄周辺で知り合いに会う確率を思い浮かべてみてください。
実際は、滅多に知り合いに会うことはないと思います。
心因的に誰かにバレたくないと思う気持ちが強くなるものだとお考え下さい。
法律事務所では、弁護士も事務員も守秘義務を遵守していますので、どうかご安心ください。
手続きをする上で考えても、あなたの居住地から行きやすい法律事務所に依頼する方が、交通費の負担も大きくないはずです。
また、あなたの都合になるべく合わせてくれそうな法律事務所を選択した方が効率がいいと思います。
例えば、弊所で言えば、土日・平日夜間にも対応していますので、お仕事に穴を空けなくとも手続きが進められます。
債務整理の弁護士の選び方②
大手の法律事務所or個人の法律事務所?
次に、法律事務所の規模は、何か関係があるのでしょうか?
法律事務所の大小で判断するのではなくあなたが信頼できる・納得できると思える弁護士に依頼することが1番大切なことです。
大手の事務所のメリットは、知名度が高いということです。
また、各分野に注力した弁護士を取り揃えているでしょう。
しかし・・・
- 弁護士を選べない可能性がある
- 費用が個人の法律事務所よりも高額になりやすい
というデメリットもあるようです。
個人事務所のメリットは、
- 注力分野を明確にしている事務所が多い
- その事務所の弁護士が直接対応してくれる
- 大手の法律事務所に比べれば費用が安い可能性がある
ちなみに弊所は個人の法律事務所です。
実際に他の法律事務所に行ったことのあるご依頼者様より頂戴した言葉をご紹介いたします。
Tさん:今日、受任通知を送ってくれるんですか?
Eさん:入金前に動いていただけるんですか?
どうやら、手続きの迅速性には差があるようです。
その理由は↓↓↓
借金問題は、現時点で支払うことができず、交通費の捻出すら厳しい場合もあるほど深刻な問題です。
弊所のように着手金の支払いよりも先に動いてもらえるかを確認してみるのも1つのポイントです。
つまりは、あなたの条件や要望に合った手続きが進めていけるかを考えてみてください。
債務整理の弁護士の選び方③
費用は高いと安心?安いと不安?
あなたは弁護士費用をどう考えますか?
弁護士費用で、手続きの性質が変わることはあり得ない。
同じ手続きをA弁護士に依頼した時と、B弁護士に依頼した時で、差が出るのは、弁護士費用であって、手続きの内容ではありません。
細かい金額を取る法律事務所は、コピー代も請求されます。
弊所では、実費込みの金額とさせていただいております。
※任意整理における費用の違いの理由
弊所では、振込代行を行っておりません。
和解後は、ご依頼者様ご自身で、各債権者に返済をお願いしております。
この管理費を含まず、和解交渉のみを行うため
1社18,000円という費用でお受けしています。
振込代行手数料を取っている法律事務所との差は、1社5万円以上になる場合もあります。
最近、任意整理の着手金が高くて困っているというご相談をいただくことがあります。
2社で28万円の着手金、6社の報酬金が50万円以上など、借金で困っているご相談者様を法律事務所が苦しめてしまっているケースがあります。
契約する際に弁護士や司法書士の言葉に流されず、冷静にその金額が払えるのか、その金額で本当に自分が楽になれるのかも合わせて判断してください。
わからずに契約してしまった際には、セカンドオピニオンの相談も無料で承っていますので、どうぞご相談ください。
債務整理の弁護士の選び方④
方針に違いはあるか?
これは、あなたが最終的に判断すべきことです。
弁護士に依頼をするということは、とても重要なことですよね。
あなたが「依頼します」と言わない限り、債務整理は始まりません。
実際、複数の法律事務所へ相談に行く人もいます。
あなたが弁護士の提案に納得できれば、それでいいのです。
しかし、実際にこんなことがあるようです。
そう言われていて、セカンドオピニオンで弊所にも相談にいらっしゃる方がいます。
僕の見解だと、任意整理で十分なケース。個人再生をした方が財産を残せるし、ご相談者様にとっても良いケースなどがあります。
また、逆に、個人再生や自己破産を検討した方が良い案件であるにも関わらず、任意整理を提案されるケースもあるようです。
なぜ、弁護士同士で見解が異なるのでしょうか?
一概には言えませんが…
- 債務整理の経験が浅い弁護士である
- 事務所の方針である
こういったことが関係しているようです。
債務整理の依頼も重要な決定の1つだと思います。
不安に思う時には、セカンドオピニオンを受けることも大切なことです。
弊所では、セカンドオピニオンの面談相談も分け隔てなく、無料相談でお受けしています。
ご相談者様が納得できるまで何度でも丁寧に説明致します。
債務整理の弁護士の選び方⑤
法テラスの活用方法
「困ったら、法テラスに行けばいいよ」
こんな言葉をネット上ではよく見かけます。
しかし…
法テラスを利用するためには、一定額以下の収入基準を満たしていないと利用できません。
また、法テラスの無料法律相談は、30分(3回まで)
弁護士は選べません。
利用するためには、収入条件があり、回数制限や弁護士を選べないという条件もつきます。
そして、法テラスは、弁護士費用の立替制度であって無料になるわけではありません。
免除申請も可能ですが、該当者は少ないです。
法テラスの弁護士費用総額は、各個人事務所と比較した時、すべてが安いとも言えません。
当事務所だと、任意整理は、法テラスよりも安く済む可能性が高いです。
何よりも、知られていないのが…
各法律事務所から法テラスに申請をすることができることです。
これを「持ち込み方式」と言います。
全国には、法テラスに登録している法律事務所がたくさんあります。
弊所もその1つです。
よって、法テラスの利用は、あなたの納得できる弁護士経由で利用することも可能です。
詳しくは
債務整理の弁護士の選び方⑥
弁護士と司法書士って何が違うの?
債務整理は司法書士に依頼する方もいます。
となると、弁護士との違いって一体何なのでしょうか?
・扱える金額は1社140万円以下
・司法書士代理人になれないので、裁判所への申立ては依頼者でしなければならない
・裁判所への予納金が必要または高くなる
このような違いがあります。
詳しく書いた記事はこちらにあります。
どちらがいいかは、一概に言えません。
やはり、この答えもあなたが信頼できる・納得できる相手であるということです。
費用が少々高くなったとしても、信頼できる司法書士の先生であるのなら、その先生に依頼する方がいいと思うのです。
しかし、金銭的に困窮しているから債務整理の依頼を考えるのであれば、予納金の差や代理人になれるか、なれないか、を考えると弁護士の方がいいのかもしれません。
また、司法書士では、1つの借金の上限が140万円以下と決まっています。
どんなに信頼できると思った司法書士であったとしても、依頼ができないこともあることを覚えておいてください。
そういった制限のない相談を受けられるのが弁護士なのです。
【まとめ】債務整理をする時の弁護士の失敗しない選び方
6つの側面から解説してきましたので、結論としてまとめます。
・迅速に動いてくれること
・費用が安いことこれを満たす上で
・管轄裁判所の近くに事務所があること
・あなたが信頼できると思えること
一言で言うのなら、あなたが別の弁護士に…と考えなくて済む、安心して任せられる弁護士に依頼しましょう。
また、借金・多重債務問題で悩まれる方には猶予がない場合もあります。
各法律事務所では、無料相談を行っているところが多いです。
あなたの地域+債務整理+弁護士
で検索して、無料相談を行っている事務所に行ってみるのも1つの方法です。
セカンドオピニオンを歓迎している事務所もあります。
一部セカンドオピニオンの相談は有料にしている事務所も存在しますのでご注意ください。
名古屋近郊で法律事務所をお探しの場合は、一度ご相談だけでもお越しください。
相談料は、何度お越し頂いても無料です。
<成功事例>
個人再生の成功事例|借金大幅ダウンで財産も守れる優れた手続き
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