「FX借金、もう返せない…」
そんな状況に直面したら、焦りや不安で頭がいっぱいになりますよね。
FXに失敗したら自己破産しかないと諦める前に、借金解決の選択肢を一緒に考えてみませんか?
債務整理には「個人再生」や「任意整理」など、自己破産以外の方法もあります。
特に個人再生は、住宅ローンを抱えていても家を手放さずに借金を大幅に減額できる可能性がある、心強い手続きです。
本記事では、FXでできた借金問題を解決するための方法をわかりやすく解説します。未来への一歩を踏み出す参考にしてください。
FXを失敗してしまう理由
- 強制ロスカットが間に合わず、証拠金がマイナスになった
- 取引を継続するための追加証拠金
- 運用資金をキャッシングなどを利用した
FXで、借金ができてしまった人に多い理由です。
FXは為替相場の変動によって利益を得る投資方法ですが、それゆえにリスクも高いです。
FXで成功するためには、自分のトレードスタイルや資金管理、心理状態などをしっかりと把握しておく必要があります。しかし、多くのトレーダーは、以下のような原因で失敗や負けを経験してしまいます。
FXは短期間で大きな利益を得ることができますが、それに魅了されて過度なリスクを取ったり、利益確定や損切りを怠ったりすると、逆に大きな損失を被る可能性があります。自分の目標やリスク許容度に合わせて、適切なポジションサイズやエントリー・エグジットのタイミングを決めることが重要です。
FXは常に変動する市場ですから、トレード中に様々な感情が湧き上がることは当然です。しかし、感情に流されてパニックや執着、自信過剰などの状態に陥ると、冷静な判断ができなくなります。
FXは知識や経験が必要な投資方法です。基本的な用語や仕組みだけでなく、テクニカル分析やファンダメンタル分析などの手法も学ぶ必要があります。また、自分のトレード成績や市場の動向を客観的に分析し、改善点や弱点を見つけることも重要です。
★その借金は返していけそうですか?
↳これ以上増やすことがないように支払いを頑張って続けていきましょう。
★返済が厳しい!!
↳毎月の返済が追いつかない状況であれば、生活が破綻している可能性が大きいです。
FXで借金が返せなくなる原因とは?
FXは外国為替証拠金取引の略で、為替レートの変動によって利益や損失を得る投資方法です。
FXには魅力的な点がたくさんありますが、同時にリスクも高いです。
FX取引で借金を抱えてしまう主な原因を解説します。これは初心者だけでなく、経験者にも注意が必要なポイントです。
高いレバレッジによる損失拡大
レバレッジとは、自分の資金に対して何倍の取引ができるかを表す比率です。
レバレッジが高いほど、利益も大きくなりますが、同時に損失も大きくなります。
FXでは少ない資金で大きな取引が可能ですが、高いレバレッジは利益だけでなく損失も拡大します。急激な相場変動に対応できず、元本以上の損失を被る可能性があります。
損切り(ストップロス)の設定不足
ストップロスとは、損失が一定の額に達したら、自動的に取引を終了する仕組みです。
しかし、ストップロスを設定しないと、値動きが不利になっても取引を続けてしまい、損失が膨らんでしまう可能性があります。
損失を最小限に抑えるための「ストップロス」設定を怠ると、損失が膨らみ続け、回復が困難になる場合があります。特に、初心者が感情的に取引を続けてしまうケースが多いです。
感情的な取引のリスク
感情的に取引すると、市場の状況や自分の戦略に関係なく「勝ちたい」という欲望や「負けたくない」という恐怖に支配されてしまいます。
感情的に取引すると、無理なエントリーやエグジットをしてしまったり、資金管理を無視してしまう可能性があります。
利益を逃したくない焦りや損失を取り返そうとする執着心が冷静な判断を妨げます。結果として、計画性のない取引に陥り、借金が増えてしまいます。
資金管理の甘さ
FXでは、自分の資金に対してどれだけのリスクを取るかを決める必要があります。
例えば、自分の資金の1%以下のリスクで取引するというルールを設けるとか、損切りラインを決めておくとかです。
しかし、多くの人は、欲や感情に流されて、自分のルールを守れないことがあります。
そうすると、一度の損失で資金を大幅に減らしたり、追証(証拠金不足)になったりするリスクが高まります。
追証とは、証拠金がマイナスになった場合に、証拠金を追加で入金しなければならないことです。
追証になった場合は、自分の資金だけでなく、借りたお金も返さなければならなくなります。
取引に必要な資金を十分に確保しないまま進めると、少しの損失でも資金が尽きてしまいます。無計画な資金管理が破産の原因になることも起こります。
市場の動きを理解していない
FXでは、為替レートは様々な要因によって変動します。
例えば、経済指標や政治的な出来事や自然災害などです。
これらの要因を把握して、市場の動きを予測することが重要です。
しかし、多くの人は、市場の動きに遅れて反応したり、自分の思い込みや先入観に囚われたりすることがあります。
そうすると、市場と逆行する取引をしてしまったり、利益確定や損切りのタイミングを逃したりするリスクが高まります。
市場の動きについていけない場合は、自分の予想と違っても素直に認めて対処することが大切です。
経済ニュースやチャート分析を正しく読み取れず、無知のまま取引を続けることが失敗を招きます。特に相場の急変時にリスクを軽減できないのは深刻です。
借金を解決するにあたり、FXという扱いがどうなるものなのかを知っておいてください。
そもそもFXって、投資?ギャンブル?
答えは投資とは言えず、
「ギャンブルによく似た性質のもの」です。
FXは、偶然の利益や成功を目的として投機するものですよね。
これを難しい法律用語で言うと「射幸行為」と言います。
えぇ?FXって投資じゃないの?
という方に、投資と投機の違いをご紹介します。
元本保証はないけれど、将来が有望な投資先に長期的に資金を投じること。
長い目でお金を増やしていくのが特徴。
短期的な取引で、相場の変動を利用して利益を得ようとすること。
ギャンブル要素を含みます。
「投資」と「投機」の特徴から、FXは、投資とは呼べません。
その他、株の信用取引なども同等です。
取引がマイナスに動き始めると、負け分を取り返すために新たな借入をして、運用資金に回してしまうと思います。
「今度こそは…」と投機したお金は、ギャンブルと同じ扱いをされることになります。
さて、このFXに投じてしまったお金が溶けてしまったのなら返ってくることはありませんが…残る借金はどうなるのでしょうか?
何か手立てがあるのかを考えていきます。
FXでできた借金を債務整理することは可能なのか?
上記で説明したことを元にすると、FXが原因でできた借金を法律では、「射幸行為」つまり、ギャンブルの一種として考えられることになります。
ギャンブルが原因の借金はどのように取り扱うことができるのでしょうか?
FXでできた借金は、高額になる方も多いです。
よって、自己破産しか道がないと考えがちですが、実は、そうではありません。
借金問題を解決する方法のことを「債務整理」と言います。
その債務整理には、自己破産以外に任意整理・個人再生という手続きがあります。
以下をお読みください。
FXが原因の借金を任意整理する場合
任意整理とは、将来利息をカットし、元本だけを3~5年で支払っていく方法です。
また、任意整理したい債権者を自由に選ぶことができます。
ただし、同一保証会社の場合は合わせて任意整理することになります。
例)アコムからのキャッシングとバンクイックの借入がある場合は、バンクイックの保証会社はアコムなので両方任意整理する必要があります。
ただし、債務額が多い場合は、手続きの容易さから任意整理を選択しても、再度、借金問題で悩むことになりますので、弁護士とよく話し合ってください。
また、最近の傾向では、任意整理の和解条件に
- 利息(最大法定金利まで)
- 頭金
- 期間の短縮
このような条件を付けてくる債権者が増えています。
任意整理を依頼するときは、債務整理の経験が豊富な弁護士に相談するようにしてください。
稀に任意整理をする意味がなくなってしまうことがあります。
FXが原因の借金を個人再生する場合
個人再生とは、借金総額を大幅にカットして、3~5年で返済していく方法です。
手続きをするには、裁判所に申立てをする必要があります。
個人再生手続きでは、借金の理由を裁判所に聞かれますが、その理由で個人再生手続きができないということはありません。
この点が次にお話する自己破産とはちょっと違った部分です。
例えば、500万円までの借金の最低弁済額は100万円です。
あなたに資産が何もない状況であれば、100万円を原則3年(毎月27,777円)で支払っていくことになります。
資産がある場合は、没収されない代わりに、その資産価値分多く返済することになります。
例)資産の合計が150万円だった場合は、最低弁済額は100万円ではなく150万円となり、3年で返済する場合は、毎月41,666円になるということです。
個人再生手続きは、安定した収入がある方が条件となります。
住宅ローンを抱えている方、お子さんの学資保険、生命保険などを解約したくない方などにも向いています。
あなたの状況を伺った上で判断できる債務整理の経験豊富な弁護士に相談してみてください。
FXが原因の借金を自己破産する場合
借金の最終手段として考えられる自己破産についてです。
皆さんもご存知の通り、自己破産は借金の帳消しができる方法です。
ですが、
どんな人でも、どんな借金でも何もかも帳消しにしてもらえる魔法の手続きではありません。
裁判所は、借金の理由によっては、免責(借金の帳消し)を認めません。
しかし、更生のために頑張っていると認められれば、裁量免責をもらうことは可能です。
※FXが原因の場合は、管財事件として扱われることになり、詳しく調査されることになります。
管財事件とは
裁判所が選任した管財人(弁護士)に破産者の調査を依頼します。
管財人は、財産状況だけでなく、破産者の反省・更生具合もチェックします。
まずは、管財人に裁量免責の余地があると認めてもらうことが一歩です。
管財人に認めてもらうためには「心を入れ替えました」という証拠が必要です。
今は、反省して、節約に努めています。
同じ失敗を繰り返さないように頑張っています。
こんな態度が見えないと、心を入れ替えたとは言えません。
尚、管財事件となった場合は、弁護士費用とは別で予納金(20~40万円)が必要となります。
まとめ|FXから足を洗うことが未来への重要なカギ
先日こんな文面をネット上で見ました。
「FXやめる気がないんだね」と判断されてしまいますので、どんなにおいしい言葉でも完全に足を洗うことが免責をもらうコツの1つです。
税金について
・FXの売買益は、雑所得として20万円を超えたら確定申告が必要です。
・キャッシュバックは、一時所得として20万円を超えたら確定申告が必要です。
こういった税金は、免責の対象外で自己破産をしても帳消しになることはありません。
免除されることなく支払わなければいけないお金であることを覚えておいてください。
FXで負け続けた借金は、ギャンブルの一種として扱われます。
裁判所は、仕方ない借金だとは言いません。自己破産をしなければ支払えないような借金に膨れ上がってしまったのなら、直ちに弁護士に相談するようにしてください。その借金問題を解決させるためには、FXから足を洗うことが何よりも重要なことです。
借金の相談は、弁護士なら誰でもいいではなく、債務整理に注力した経験豊富な弁護士に相談するようにしてください。相談料は無料のところも多いです。必要に応じて、法テラスへの申請も個人の法律事務所からできます。
名古屋近郊の方は、どうぞアーク法律事務所へお越しください。
アーク法律事務所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
面談時間は、平日10時より行っています。
平日夜間・土日にも対応しています。
あなたのご都合の良い日時をお知らせください。可能な限り合わせます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
あなたの未来を一緒に考えます。
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