「借金問題を解決したいけど、どこに相談すればいいんだろう…」
そう思っている方は、弁護士と司法書士のどちらに相談すればいいのか迷うかもしれません。
弁護士と司法書士は、どちらも借金問題の専門家ですが、それぞれ得意分野や業務範囲が異なります。
この記事では、弁護士と司法書士の違い、それぞれの特徴、そして債務整理を依頼する際の選び方について詳しく解説します。
弁護士と司法書士は何が違う?
弁護士と司法書士は、どちらも法律の専門家ですが、業務範囲が異なります。
弁護士の業務範囲
弁護士は、あらゆる法律事務を取り扱うことができます。
債務整理はもちろん、離婚、相続、交通事故、刑事事件など、幅広い分野の相談に対応しています。
司法書士の業務範囲
司法書士は、弁護士と比べて業務範囲が限定されています。
債務整理に関しては、
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
など、弁護士と同じ手続きを扱うことができます。
ただし、認定司法書士でなければ、債務整理手続きを行うことはできません。
認定司法書士とは、一定の研修を受け、試験に合格した司法書士のことです。
また、140万円を超える借金がある場合は、司法書士では対応できません。 弁護士に依頼する必要があります。
債務整理でできること
債務整理とは、借金問題を解決するための法的手続きです。
債務整理には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
任意整理
任意整理とは、弁護士または司法書士が債権者と交渉し、将来利息をカットしたり、返済期間を延長したりすることで、毎月の返済額を減らす手続きです。
裁判所を通さないため、比較的短期間で手続きが完了するのが特徴です。
個人再生
個人再生とは、裁判所を通して借金を減額し、原則3年間で返済していく手続きです。
住宅ローンがある場合は、住宅を手放さずに債務整理ができる場合があります。
自己破産
自己破産とは、裁判所を通して借金をゼロにする手続きです。
借金の返済能力がないと認められれば、借金の支払義務が免除されます。
対応できる債務整理の種類
弁護士と司法書士の違いを簡単に表にまとめました。
弁護士 | 司法書士 | |
過払い金請求 | 金額に制限なし | 1社140万円まで |
任意整理 | 金額に制限なし | 1社140万円まで |
個人再生 | 再生委員が選任されるケースは少ない ※個人事業主は必ず選任 | 原則、再生委員が選任される 別途予納金として15万円以上がかかる |
自己破産 | 少額管財事件が取扱える 管財事件の予納金20~40万円 | 少額管財事件が扱えない 管財事件の予納金40万円以上 |
弁護士と司法書士の大きな違い
■司法書士には、取り扱える借金の額に制限がある。
■司法書士に依頼した場合は、弁護士に依頼した時よりも、裁判所に支払う予納金が多くかかかる可能性が高い。
これを踏まえて、具体的に弁護士と司法書士、どちらを選ぶべきか考えていきましょう。
弁護士と司法書士、どちらに依頼すべき?
債務整理を依頼する際は、弁護士と司法書士のどちらに依頼すべきでしょうか?
任意整理の場合
任意整理の場合は、弁護士と司法書士のどちらに依頼しても、手続きに大きな違いはありません。
そのため、費用や信頼できるかどうかなどを考慮して、依頼する専門家を選ぶと良いでしょう。
個人再生・自己破産の場合
個人再生や自己破産を司法書士に依頼した場合、司法書士が代理人にはなれないため、途中で裁判になった時はもちろん、裁判所に行って手続きをしたり、債権者集会等で代理人として発言してもらうこともできません。 これらをあなた自身が行わなければならなくなります。
このようなリスクを避けるためには、最初から弁護士に依頼した方が安心です。
また、司法書士に依頼した場合、裁判所の予納金は、少額管財事件であっても、通常管財事件の費用を請求されてしまうことがあります。 そのため、総トータル費用で見た時に、弁護士の方が安くなるというケースは多々あります。
弁護士に依頼するメリット
- 幅広い案件に対応できる
- 代理人として活動できる
- 法的知識が豊富
■弁護士は、司法書士では扱えない140万円を超える借金や、複雑な案件にも対応することができます。
■弁護士は、裁判所や債権者との交渉を代理人として行うことができます。
■弁護士は、司法試験に合格し、長年の実務経験を積んでいるため、法的知識が豊富です。
司法書士に依頼するメリット
- 費用が安い
- 身近な存在
■一般的に、司法書士に依頼する方が弁護士に依頼するよりも費用が安い傾向があります。
■司法書士は、弁護士よりも身近な存在であり、相談しやすいという方もいるかもしれません。
債務整理を依頼する際の選び方
債務整理を依頼する際は、以下の点に注意して選びましょう。
- 借金の額
- 案件の複雑さ
- 費用
- 信頼できるかどうか
■140万円を超える借金がある場合は、弁護士に依頼する必要があります。
■複雑な案件の場合は、弁護士に依頼した方が安心です。
■弁護士と司法書士の費用を比較検討しましょう。
■弁護士または司法書士としっかりとコミュニケーションをとり、信頼できるかどうかを見極めましょう。
アーク法律事務所のサポート
アーク法律事務所は、借金問題に悩むあなたを、心からサポートしたいと考えています。
無料相談
どんなご相談でも、何度でも無料です。借金問題はもちろん、それ以外のことでも、お気軽にご相談ください。
親身な対応
経験豊富な弁護士が、あなたの状況やお気持ちに寄り添い、親身になって対応いたします。
柔軟な相談時間
平日夜間や土日祝日でも、ご相談いただけます。
明瞭な費用
弁護士費用は、事前に明確にご説明いたします。
任意整理:1社につき18,000円(税込)
個人再生:積立金×手続き期間(最低積立額は4万円から)
自己破産:24万円(税込)
すべて、着手金や報酬金、実費、手数料込の費用設定で、追加料金などはかかりません。
分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
法テラスの利用も可能です。
専属事務員によるサポート
弁護士だけでなく、専属の事務員が手続きをサポートいたしますので、安心して手続きを進めることができます。
プライバシー厳守
ご相談内容はもちろん、個人情報についても厳重に管理いたします。
即日対応
ご依頼いただいた場合は、すぐに受任通知を発送いたしますので、借金の督促や取立てをすぐに止めることができます。
債務整理に関するその他の情報
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3つの種類があります。
それぞれの手続きには、メリットとデメリットがあり、 どの手続きが適切かは、あなたの借金の状況や、 今後の生活設計によって異なります。
任意整理
弁護士や司法書士が債権者と交渉し、将来の利息をカットしたり、返済期間を延長したりすることで、毎月の返済額を減らす手続きです。
裁判所を通さないため、比較的短期間で手続きが完了するのが特徴です。
メリット
借金の額が比較的多くない方に向いてます。
■債権者を選べる
同一の保証会社の場合は、両方手続きが必要になるケースもあります。
例)バンクイックとアコムなど
■弁護士や司法書士に依頼するだけで、手続きが完了する
■短期間(約3ヶ月ほど)で、手続きが完了する
デメリット
■高額な借金だと生活が楽にならない
■できることは「利息のカット」のみ
■債権者によっては、頭金・利息・期間の短縮などの条件が付けられてしまう
■債権者によっては、任意整理に応じてもらえない
個人再生
裁判所を通して、借金を大幅に減額し、原則3年間で返済していく手続きです。
住宅ローンがある場合は、住宅を手放さずに済む可能性があります。
メリット
借金総額は、住宅ローンを除いて、300万円以上ある方に向いています。
■住宅ローンを維持できる可能性がある
■自己破産と違って、財産を実際に処分しない
■住宅ローンを除いた借金総額を1/5~1/10へと圧縮できる
■自己破産のように資格制限がない
デメリット
■裁判所に申立てが必要で、時間がかかる(7~8ヶ月)
■財産がたくさんあると減額率に影響する
■安定した職に就いていないと手続きができない(専業主婦(主夫)、無職は不可)
■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外
自己破産
裁判所を通して、借金をゼロにする手続きです。
借金の返済能力がないと認められれば、借金の支払義務が免除されます。
メリット
■借金を帳消しにできる
■生活再建が可能
■最大99万円までの財産を残せる
■無職でも手続きが可能
デメリット
■プラスの財産を処分される可能性がある
■保険外交員、警備員、士業などに就いていると手続きができない
■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外
どの手続きが適切かは、あなたの状況によって異なります。
アーク法律事務所では、あなたの状況を詳しくお伺いし、最適な解決策をご提案させていただきます。
債務整理についてご不明な点等ございましたら、お気軽に無料相談をご利用ください。
まとめ|弁護士と司法書士の特徴を理解し、最適な選択を
債務整理を依頼する際は、弁護士と司法書士のどちらにもメリット・デメリットがあります。
ご自身の状況に合わせて、最適な専門家を選びましょう。
アーク法律事務所では、弁護士がお客様一人ひとりの状況に合わせて、最適な債務整理の方法をご提案いたします。 債務整理でお悩みの方は、お気軽に無料相談をご利用ください。
【当事務所の無料相談の流れ】
当事務所、アーク法律事務所では、日弁連の規定を守り、面談相談のみの取り扱いとさせていただいております。
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