どうにかお金を工面しなくては…
返済や生活に追われて、最後の借入先にまで手を出したものの、返済の目処が全く立たず、借りたお金が一度も返済できないということが起きることがあります。
借りたお金が一度も返せないと悩むあなたには、その借金だけでなく、その他の借金や収入状況に問題がありませんか?
取り立てや督促が始まると、人間の心理はどうにかして支払わなくてはいけないということに翻弄されてしまい、パニック状態に陥ります。
しかも、どうにか借入先を見つけてお金を工面したものの返済が一度もできない。
この状況は、右にも左にも首が回らないという事態になっていませんか?
総合的に借金の返済が難しい場合にはこちらの記事をお読みください。
→借金が返せない!どうする?どうなる?自己破産しか道がない?
お金がない、生活ができない時には借金をしてしまうのが人の心理
ですが…返済期日、引き落とし期日には、お金を用意しなくてはいけないという気持ちに支配されてしまったり、生活費が足りなくて補填することばかりに気が行ってしまうものです。
実家に帰ることや一時的に居候させてもらうことは難しいでしょうか?
副業をして収入を増やすこと、主婦や主夫をしている方は、パートに出ることは難しいでしょうか?
それでも借金の返済が追いつかない場合や身内が頼れない、これ以上収入が増やせない場合もあると思います。
本当に生活していくことが難しいとなったときには、役所に相談することも忘れないでください。
本当に困り果てて、生きていくことが困難ならば、生活保護の申請を考えることは大切なことです。
しかし、すでに借金がある場合は、生活保護を申請することは難しいです。
借金返済のための生活保護は認められていません。
ですが、自己破産を条件に生活保護の申請をすることは可能だと思いますので、諦めずに役所の人と相談してみてください。
しかし、生活保護を受けることだけが、借金問題を解決する方法ではありません。
できることを考えていきましょう。
借金したけど、一度も返済できない場合どうなってしまうのか?
もともと、借金があって、返済期限も迫り、どうにもならなくて、借金をしてしまうことはありますよね。
また、借り入れをする時には、返済の見込みがあると思っていたのに、何らかの理由で返済できないこともあります。
急な病気や職を失うようなことなどがあって、困窮することもあります。
それを放置してしまうと、取り立てで怖い思いをすることもありますし、最終的に裁判となり、給料の差し押さえや強制執行を受けることになります。
そうなる前に、一体どうしたらいいのでしょうか?
これまでの借金も、新たに借り入れて一度も返せていない借金でも、弁護士に相談することは…
あなたの状況をお聞きして、最良の案を出すのが弁護士の仕事です。
以下の方法から、あなたの状況に合った方法をご提案します。
任意で債権者の選択ができて、将来利息をカットし、3~5年で返済する手続き
★個人再生
借金総額を大幅にカットし、3~5年で返済する手続きで、住宅ローンを維持することが可能な場合があります。
★自己破産
借金そのものを帳消しにする手続きです。
養育費・税金・保険料などは免除することができません。
ただし、一度も返済できていない借金の任意整理のご希望は難しい場合があります。
債権者(貸した側)からすれば、まだ一度も返済されていない人を相手に利息をカットして返済の約束をすることに、容易に応えてくれるとは考えにくいですよね。
債権者は、それなりの条件をつけてくる可能性もありますし、任意整理には応じないということも考えられます。
また、任意整理は、元金を3~5年で返済していく計画を立てるもので対象は利息のカットのみです。
大幅な減額は望めないので、その返済とあなたの生活費の状況が嚙み合わないと、ベストな方法とは言えません。
では、任意整理が使えない場合は、どのように考えていくのがいいのでしょうか?
借金が返せなくても何もかもを失うことはありません
任意整理では債権者が応じてくれなかったり、あなたの生活の安定が難しい場合には、個人再生・自己破産という方法があります。
どちらの手続きも裁判所に申立てが必要な手続きです。
- 個人再生では、借金総額を5分の1~10分の1へ圧縮することができます。
- 自己破産は、借金そのものを帳消しにする方法です。
自己破産と聞くと、借金だけでなく、何もかも失うものだと誤解されることがあります。
そんなことはありませんので、ご安心ください。
自己破産をしても、自由財産と言って、個人の所有を守るための法律もあります。
最大で、99万円相当の財産を残すことができるので、詳しくは弁護士にお尋ねください。
あなたの大切な財産を限りなく守った上で、借金問題を解決することが、債務整理を専門に取り扱う弁護士が得意なことです。
借金を圧縮して、住宅ローンの支払いと生活が可能であれば、個人再生という手段は、とても有効です。
個人再生では、実際に財産の処分をすることはありません。
財産に相当分を借金の返済額に充当させるので、財産が多い人には向きませんが、あなたの生活を守ったまま手続きできる可能性もあります。
【まとめ】自分を責めることなく、返済が難しいと思ったら相談に行こう!
当初の計画と違うことは誰にでもあります。
生活が困窮してどうにもならなくなる前に相談に来てください。
弁護士は、あなたの味方です。
一度も返済できないことを責めることはありません。
あなた自身のことも責めないでください。
僕は、あなたの状況をお聞きして、どのような手段で救済することができるかを考えることが仕事です。
あなたの状況が好転することを願っています。
総合的に借金の返済が難しい場合にはこちらの記事をお読みください。
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