個人間（親子・友人など）の借金の解決方法

個人間の借金の問題に悩むこと、困ることがありますよね。

借りたものの、返せない

貸したものの、返ってこない

お金の貸し借りで、関係性が悪くなることも少なくありませんし、どうしたらいいか困りますよね。

結論から言えば、個人間の借金も債務整理することは可能です。

ですが、銀行や消費者金融で借りたお金を返せない時にする債務整理とは、ちょっと同じとは言い切れないものがあります。

それは、あなたとの距離感です。

ということで、個人間の借金についての解説をしていきます。

親子、友人から借りたお金が返せない時の債務整理

どうしても困って、親子間や友人などからお金を借りることがありますよね。

でも、そのお金が返せないとなった時、一体どうしたらいいのでしょうか？

多くの場合は、近しい人にお金を借りなくてはならない状況になった時には、他の債務も抱えていると思います。

この時にできる手立てとしては、個人再生か自己破産です。

※個人再生＝借金総額を大幅に減額する手続き

※自己破産＝借金を帳消しにする手続き

債務整理の種類としては、任意整理もありますが、個人間の借金の場合は、相手が和解に応じてくれないケースがほとんどなので、個人再生か自己破産を選択することになります。

それでも、最大に注意しなくてはならないのは…

そこにある関係性は崩れ、どの手続きをしても、個人の感情も混じるため、相手の納得を得ることは困難であることです。

個人間の借金を個人再生や自己破産しても取り立てが止まらないこともある

それまであった関係性のもつれから、個人再生や自己破産をしても、取り立てが止まらないこともしばしばあります。

よって、本当に難しい債務整理となります。

弁護士が介入したり、債務整理の手続きが終了しても、取り立てが止まらないこともあります。

その場合は

「直接請求をしないでください。」

と、お願いし続けるしかありません。

とにかく、トラブルだけが増えてしまいます。

友人からお金を借りることをしないで欲しいです。

友人から借りなければいけない状況ならば、借りる前、もっと早期に弁護士に相談して欲しいと思います。

相手の気持ちも考えて、返済見込みがないのなら、トラブル回避のためにお金を借りることはやめましょう。

ですが、トラブルで困っているのなら、一度相談にお越しください。

他の借金と共に個人再生や自己破産を検討して、正式に支払えないことを相手に伝えることも大切なことです。

次に１つ事例をご紹介します。

【事例】親子間のお金の貸し借りの落とし穴

夫が義実家から借りたお金を妻を経由して支払っていました。

夫は、妻を信頼しており、義実家から借りたお金も完済したものと思っていました。

しかし、妻は、１度しかお金を返しておらず、使い込んでいました。

この場合、夫が支払った借金は、どうなるでしょうか？

（答え）

法律では、返済したのは１回だけとしかみなされません。

妻が使い込んでいたとしても、妻を経由して支払った夫側に責任があります。

正しくは、誰かを経由して返済するのではなく、

直接借りた相手に返済することが大切です。

【まとめ】個人間の借金が返せなくなったら、弁護士に相談しよう！

先ほども書きましたが、近しい人にお金を借りなくてはならないような状況ということは、その他にも借金を抱えているケースが多いと思います。

どんなお金を借りるのであれば、きちんと約束通り返済することが大切です。

ですが、どうにもならないと感じるのであれば、しっかりと計画を立て直して、清算することも大切です。

困った時には、相談に来てください。

再起する道を一緒に考えましょう！

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