過払い金の対象者は年々減っています

ラジオやCMなんかで

「払い過ぎた利息が返ってきます!」

なんて、気になるフレーズが、どこか頭から離れないでいる方もいるのではないでしょうか?

 

この謳い文句は、自分には無関係と思って、聞き流そうとしているのに…

あれ?自分は、対象になるのかな??

なんて気持ちにもなるようなフレーズです。

 

でも、ここには、謳い文句なだけで、現実とはちょっとかけ離れた話になっているんですよ。

ということで、お話します。

 

 

過払い金の回収は、不可能ではないが対象者が減っている!

 

過払い金の回収の定義をご存知でしょうか?

1.2010年6月17日よりも前に借りた借金であること
2.最後の取引から10年であること
この2つの要件を満たしていることが条件となります。
借金には、時効というものがあるので、最後の取引から10年以上が経過したものについては、返還を求めることができません。
また、2010年6月17日以降の借金に関しては、法律が改正され、違法金利で貸すことが認められなくなったため、過払い金の対象となるような借金にはなっていません。
と、以上のことを踏まえると、完済してから10年経過していない人は、まだいると思いますが、完済前の人というのは、非常に少ない人を指します。
今年で、法律が改正されてから、11年経つわけです。
過払い金の対象者は、どんどん減少傾向にあることがご理解いただけると思います。
それなら、わたしの借金を減額する方法はないってこと?
次は、この疑問にお答えしていきたいと思います。

借金を返すことがしんどくなってきたら「債務整理」を考えてみよう!

 

過払い金の対象者であることには、条件があることがわかりましたね。

 

でも、どうにか、借金を減額できるのなら、減額したいと考えることもありますよね。

 

一体どのような方法があるのでしょうか?

 

 

任意整理で、将来利息のカットという方法

 

「任意整理」という言葉を聞いたことはありますか?

 

任意整理の場合は、

自分の整理したい金融会社を選ぶことができる上に

利息をカットして、元金だけを返済するということをします。

 

そんなのじゃ減らないんじゃない?

と思いますよね?

 

こんな仕組みです。

例えば、200万円の借金があって、15%の利息があり、毎月の返済額が5万円だとします。

※この場合の利息額は、789,900円です。

 最終返済額は、278万9,900円になり、

 毎月の返済額は5万円

 返済までかかる期間は、4年と8ヶ月です。

 

任意整理をすると利息がカットされ、元金の200万円だけを返済することになります。

※利息額は、0円

 分割回数を60回の5年にした場合

 月々の返済額は、33,000円です。

 

差額は、17,000円となります。

 

借金の減額は可能なのです。

 

ただし、デメリットとして、信用情報機関に事故情報として、ブラックリストに載せられてしまうことになります。

 

 

個人再生で、借金総額の減額を大幅にする

 

次に、裁判所での手続きが必要となりますが、個人再生というものがあります。

 

借金の総額を1/5~1/10に減額することができます。

 

例えば、400万円の借金があったとします。

個人再生の最低返済すべき金額は、100万円になります。

毎月の返済額は、約28,000円を3年(36ヶ月)

 

と、このような形で返済していくことが可能となります。

 

また、条件に当てはまれば、住宅ローンがあっても、住宅を残したまま手続きが可能であることも、個人再生のメリットです。

 

デメリットは、任意整理と同様で、ブラックリストに載せられてしまうことです。

 

 

最終手段は、自己破産

 

どうにも支払っていくことができないと判断されるようなときには、自己破産手続きがあります。

 

自己破産は、裁判所を通して、借金を帳消しにしてもらう手続きです。

 

大きなデメリットとしては、持っている財産をお金に換えられると判断されるものについては、処分して、支払いに充てるということを同時にすることになるので、躊躇する人も多いかもしれません。

 

ですが、自由財産といって、何もかもを奪われてしまうということはありません。

 

 

【まとめ】自分の状況によっては、債務整理をすることも必要

 

過払い金の対象者という視点で考えると、なかなか難しいのが現実だということをお話しましたが、他にも、借金を減額する方法はあるので、あなたが今苦しい状況であるのなら、債務整理をすることも考えましょう。

 

お金は、心の余裕も奪ってしまうので、家庭不和の元にもなります。

 

それほど、人の生活に大きな影響を与えるものであるということを再認識しておきましょう。

 

そして、これまでお話してきたことをどこに相談に行くべきかと悩みますよね。

借金に悩んだ時には、お住まいの近くの法律事務所へ相談に行きましょう!

 

 

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