「母子家庭だから手当がもらえて楽でしょう」といった無神経な言葉に、傷ついた経験はありませんか?
それでも、お母さんとして、子供に不自由させたくない一心で頑張ってこられたのではないでしょうか。
しかし、現実は厳しく、生活費の補填のために増えた借金が返済の限界を迎えることもあります。
そんな状況でも、お子さんとの未来を守る方法はあります。
債務整理を通じて新たな一歩を踏み出し、お子さんの一番好きな「お母さんの笑顔」を取り戻しませんか?
母子家庭の生活と借金問題の現状
母子家庭のお母さんたちは、一人で子供を育てながら生計を立てるという責任を背負い、常に奮闘しています。
その背景には、収入の制約と支出の増加という厳しい現実を抱えている方がたくさんいます。
結婚していた頃の精神的な負荷が消えたのも束の間、次に待ち受けていたのは、経済的な負荷。
わかっていたものの、実際に生活を始めてみないとわからないこと、予想していたけれど、体験してみないとわからないことがあったと思います。
どこにも自分の心のやり場がないと苦しんでいないでしょうか。
頼る人がいない
全部ひとりで切り盛りしなくてはならない
その中で子育てをしなくてはならない
投げ出したいと思う日も沢山ありますよね。
でも、待ってくれないのが、子供の成長とお金の問題がありますよね。
ひとり親手当てをもらっても、収入がある程度あれば減らされてしまうし、収入が少なければ、手当てを頼りにしても生活が楽とは言えないこともあると思います。
そして、お子さんのことをひとりで切り盛りしていたら、当然、仕事を休まなくてはならない日もあるわけで、給料は予定よりまた少ないとため息をつく状態に…
そんな状況の中、毎月の家賃、公共料金、携帯電話代などの支払日は、あっという間にやって来ます。
支払から残ったお金で、食費や子育てにかかる費用を捻出していくことは、シングルマザーであれば、本当に毎月頭を悩ませる問題なのではないでしょうか。
精神的な苦から逃れるための離婚だったはずなのに、今は、違った意味で精神的にも肉体的にも限界を感じてしまう。どうしたらいいのか苦しくてたまらない胸中を抱えていないでしょうか。
僕は、あなたに何ができるか?と、いつも考えます。弁護士として、できることは限られていますが、あなたに明るい未来の1つ、夢や希望を持って、また進んでいくための方法をご提案することができます。
収入面の課題
母子家庭では、子供が小さい場合、長時間働くことが難しく、パートやアルバイトなど限られた収入源に頼るケースが多いです。
お子さんが病気になれば仕事を休む必要があり、不安定な収入状況に拍車をかけます。
頼れる両親が近くにいれば、協力を得ることもできるかもしれませんが、すべてが上手い調子に頼れるとは限らず、結果的にお母さんが一人で抱え込んでいるケースが後を絶ちません。
支出面の増加
子供の成長とともに食費や教育費、衣服代が増加し、家計のやりくりがさらに厳しくなります。
手当や支援金があっても、十分な生活を賄うには限界があります。
また、日常的なことで言えば、ゲーム機器やスマートフォンなどを早くから持たせている家庭も多く、精神的なプレッシャーや家計への打撃は避けられない面も大きいですよね。
借金問題の深刻化
「少しでも生活を楽にしたい」という思いから、クレジットカードやキャッシングを利用するお母さんも少なくありません。しかし、返済が追いつかなくなると、利息が膨らみ、借金の総額が増加。多重債務に陥るリスクが高まります。
こうした状況で、「どうして私だけがこんな目に遭うのだろう」と思い詰めることもあるかもしれません。
ですが、解決策はあります。
債務整理という選択肢を知ることで、生活の立て直しが可能です。
弁護士には、あなたの借金を軽くすることができる!
生活していくために必要なのは「お金」です。
弁護士にできることは限られています。
もっと、違う意味で救って欲しいと思うかもしれませんが、あなたのお金の問題を一緒に考えることが弁護士にはできます。
生活費の穴埋めをしたクレジットカードやキャッシングローンなどの返済については、僕の得意分野です。
借金が返せないとどうなるかを知っておこう
借金を返済できない状態を放置すると、次第に状況が悪化していきます。以下は、その主な影響と流れです。
1. 債権者からの督促
返済が滞ると、まず債権者から電話や書面で返済の催促が届きます。
この時点での対応が遅れると、後の展開が避けられなくなります。
2. 信用情報への登録
延滞が続くと、信用情報機関に記録され、いわゆる「ブラックリスト」状態になります。
この状態になると、新たなローンやクレジットカードの利用が難しくなります。
3. 債権回収会社への移管
債権者が度重なる督促を行っても、回収できないと判断した場合、債権回収会社に回されることがあります。
この段階まで来ると通知や連絡は、さらに厳しいものになっていきます。
4. 裁判所からの通知
債権者が法的措置を取ると、裁判所から訴訟や差押えの通知が届きます。
給与や預金が差し押さえられる可能性も高まり、生活に重大な影響を及ぼします。
万が一、差押えに発展してしまった場合、手当てを差押えられることはありませんが、手当てが支給されたタイミングで、口座を差押えされてしまうと、その手当は、入金された段階で「預金」に変わってしまうため、手当てを引き出すことができなくなってしまいます。
これは、給料も同じで、口座を差押えられてしまったら、ゼロの状態にもなり得るのだということを覚えておいてください。
借金問題を解決する3つの方法
実際にどのようなことが弁護士にできるかをお話します。
そもそも、弁護士に相談することは、ハードルが高いと感じてしまうと思いますが、まずは、どんなことができるのかだけでも知ってください。
今すぐに手続きしなくても、本当にもう無理だな。
生きていくことさえ難しいと考えるようになった時に思い出してください。
弁護士には、あなたの状況を軽くすることができます。
どうか覚えておいてください。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
僕がお手伝いできることは、この3つのどれかの手続きをすることです。
いずれかの手続きをあなたが決めた時、弁護士は、債権者に受任通知を送付します。
受任通知を受け取ると、債権者は借金の取り立てができなくなります。
一時的にでも、借金の取り立てから解放されることができるのです。
具体的には、次の支払いをしなくても済みます。督促状も送られてきません。
「受任通知」の効力は、弁護士が介入しました。今から債務整理を行うので、その期間は取り立てをしないでください。というもので、これを受け取った債権者は、従わなくてはならない決まりになっています。
ただし、個人間の貸し借りには通用しないものです。あくまでも、貸金業者にのみ有効な効力です。
僕の事務所では、依頼を受けた当日に受任通知を送付しています。
(中には、着手金を支払わないと受任通知を送付してくれない事務所もあるようです)
それぞれの手続きを簡単に説明します。
任意整理とは、利息のカットをして元金だけを返済する手続き
借金をどうにかすることを債務整理と言いますが、この債務整理の中でも、1番手続きが簡単な方法です。
任意整理は、あなたの気になる借金だけに焦点を絞って、手続きができます。
例えば、クレジットカードだけを手続きして、車のローンをそのままにすることも可能です。
ですが、将来利息のカットをすることしかできないので、元金を3~5年で分割払いすることになります。
注意点としては、あくまでも、利息のカットしかできないということです。
そして、最近の債権者の傾向として、和解条件には、頭金・利息・期間の短縮などを求められることがあり、思ったような結果にならないことが増えています。
無駄な任意整理を避けるためにも、債務整理に注力した弁護士に相談するようにしてください。
任意整理では借金問題が解決できない場合は、次の方法を考えます。
個人再生とは、借金総額を大幅に減額する手続き
借金の大幅な減額とマイホームを残すことができる可能性のある手続きです。
先ほどの任意整理では、将来利息のカットをすることしかできませんでしたが、個人再生では、すべての借金まるごと、大幅にカット(5分の1~10分の1)することができます。
また、財産を持っていても、生命保険や学資保険など解約することなく維持できます。ただし、財産がありすぎる場合には、減額率に影響を与えることがあります。
ただし、税金・年金・保険料・損害賠償金などは対象外です。
個人再生は、借金を大幅に減らすことが可能な手続きですが、たった1つ条件があります。
それは、
安定した収入があることです。
安定した収入さえあれば、マイホームを維持し続けられる可能性があり、大幅に借金も減額できるため、今よりも生活が随分楽になる可能性があります。
もしも、安定した収入がないとなると、個人再生手続きはできないので、最終手段を考える必要が出てきます。
自己破産とは、借金を帳消しにする手続き
自己破産という言葉を聞いたことがあるという方は多いと思います。
自己破産は、借金を帳消しにすることができますが、同時にプラスの財産も処分する必要が出てくるので、心情的に受け入れられない方も多いのも事実です。
ですが、
プラスの財産を全部処分されてしまうわけではありません。
とは言え、財産の処分があると聞くと、積極的に「やります」とは言えなくなってしまいますよね。
まず、財産をなぜ処分されるのかを簡潔にお答えすると、法律はすべての人に平等であるように作られています。それゆえ、債権者に少しでも配当するようにと法律で債権者も守られています。
そして、破産者の財産も最低限は守られなくてはならないと決まっています。
具体的な話は、生活に必要なもの(家財道具や衣服など)、公的に支給されるお金、99万円以下の財産(20万円以下の財産を合わせて99万円まで、内訳:現金、預金、退職金、保険の解約返戻金など)は、処分されることなく、守られます。
でも、手続きの種類を知っても、いざ、債務整理をしようとはなかなか気持ちが固まらないと思いますし、あなたの中に不安は残ると思います。
もう少し、その不安に対して書かせてください。
養育費や慰謝料をもらう側が債務整理をするとどうなる?
債務整理を検討している方の中には、養育費や慰謝料を受け取っているシングルマザーも少なくありません。これらの収入が債務整理の影響を受けるかどうかは大きな関心事です。以下にその詳細を解説します。
1. 養育費は債務整理の対象外
まず、養育費に関してです。
養育費は、子供に支払われるお金なので、お母さんのお金ではありません。
養育費は、お子さんのための生活費として法律で保護されています。そのため、債務整理を行っても、養育費の受け取りが減額されたり差し押さえられたりすることはありません。安心して手続きを進められます。
2. 慰謝料が影響を受ける可能性
問題なのは、慰謝料の方です。
もしも、全額使い切っているのならば、何の問題もありません。
ですが、貯蓄として持っている慰謝料、未来付で入ってくる予定の慰謝料、分割で支払われる慰謝料に関しては、あなたの財産として扱われることになります。
個人再生であれば、清算価値として組み込まれるので、慰謝料の額によっては、大幅に減額することが難しくなります。
(※実際に慰謝料を没収されるわけではありません)
自己破産であれば、管財事件として扱われ、裁判所へ予納金(※手続き費用は20万円以上)も別途必要となり、債権者へ分配するために没収されてしまうことになります。
せっかくの慰謝料を没収されるなんて嫌ですよね!
この辺りは、じっくりと話し合って、どの方針で進めるべきなのかを考えることを一緒に考えましょう。
いろんな事案で、借金に困っているけれど、没収されたくないお金を持っている方はいます。
そんな時こそ、弁護士に相談してください。
一緒にあなたの未来を考えます。
僕のポリシーは、ご相談者様がより良い生活を送るための提案をすることです。
債務整理をすることで受けるデメリットについて
債務整理をすると、どんなデメリットを受けることになるのか気になると思います。
具体的には
- 信用情報機関に事故情報として登録される(ブラックリスト)
- ブラックリスト期間にはクレジットカードが持てない
- ブラックリスト期間にはローン契約ができない
- ブラックリスト期間にはスマホの割賦契約ができない
このようなデメリットがあります。
ブラックリスト期間は、完済から5年が目処です。自己破産であれば、5~10年です。
しかし、デメリットだけでなく、ブラックリスト期間の対処法もあります。
■ETCパーソナルカードを利用する
■分割をやめて、一括で買えるものを買う(二度と借金地獄に陥らない癖付けに繋がる)
■奨学金は、機関保証を使えば親がブラックリストに載っていても問題ない
デビットカードや電子マネー決済サービスを利用すれば、クレジットカードと同等のサービスを受けることができます。ETCパーソナルカードも同じです。
違いは、分割払いなのか、一括払いなのかです。
同じサービスが受けられるのであれば、デメリットも大きなデメリットとは考えなくて済むはずです。
【まとめ】借金が膨れ上がる前に早めの相談をしてください
借金を抱えていると、毎日気が気じゃない思いで笑顔も曇っていきます。
あなたの心身状態は大丈夫でしょうか?
僕は、何よりも心配です。
自分が子供だった頃を振り返っても、母親の笑顔というのは、反抗してても、どこか救われるものがあったと思います。
借金問題は、放置すればするほど、悪化していくだけです。
状況が悪化すれば、債権者は、あなたがシングルマザーだからと甘く見てくれることもありません。今、お金に困っていて、ここまで読んでくださったのなら、尚更、お子さんとのこれからを考えてほしいです。
お子さんにとって、あなたの笑顔だけが救いのはずです。
いろんな無理をして、どうにか…と奮闘なさってきたことでしょう。
好き好んで今の状況を迎えたわけではないと思います。
そんなあなたのことを誰よりも頼りにしているかけがえのないお子さんがいます。
あなたが元気を失ってしまったら、お子さんはどうなってしまうのでしょうか…。
一緒にお子さんと生きていくための最善策となる道を考えませんか?
その場で答えが出せなくてもいいんですよ。
僕の事務所、アーク法律事務所では相談料は不要です。
何度ご相談頂いても、セカンドオピニオンでも、無料でご相談に乗ります。
納得できる答えが見つかるまで、何度でもご相談ください。何度でも一緒に考えます。
アーク法律事務所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
ご相談には来所が必要なため、お越しいただく必要があります。
面談相談は、平日10時より行っています。
お仕事で都合が悪い場合には、平日夜間・土日にも対応できますので、お気軽にお問い合わせください。
あなたのご都合を最優先でご予約をお取りします。
借金の返済に関する相談にしか乗れませんが、生活が苦しいと思うのであれば、いつでも相談へお越しください。
お子さんと頑張って生きていこうというその気持ちを僕にも応援させてください。
そして、もう一度、あなたも夢や希望を持って、また新しい人生をお子さんと歩んでいってください。
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