借金の返済を計画的にできているうちは、問題を感じることはありません。
ですが、借金の返済ができないとか、厳しいと感じたときに、当法律事務所のような弁護士に相談したり、司法書士に相談するなどして解決を図るように行動できればいいのですが、極限の極限まで相談に来るよりも、別の行動をされる方がいらっしゃいます。
今日は、借金の返済ができない時にやってしまいがちな行動を注意喚起としてお話しようと思います。
生活費の穴埋めに借金を始めている時点で、返済が難しくなっている!
あなたの生活はいかがでしょうか?
毎月、黒字ですか?プラスマイナスゼロですか?それとも、赤字ですか?
人それぞれ収入の状況は異なりますよね。
30歳で40万稼ぐ人もいれば、20万しか稼げない人もいます。
稼いだ給料の使い道も、家・光熱費・食費・日用品費・養育費・娯楽費…などありますが、人それぞれです。
40万稼いでも、赤字の人もいますし、20万の給料でも住宅購入できる人もいます。
と、挙げればキリがないほど、状況は様々ですが、稼ぐ金額云々ではなくて、収入と支出のバランスが取れないことが問題となります。
稼いだ給料額よりも、支出のバランスを考えてみましょう。
高額所得者の方が債務整理を必要とするケースも多いのです。
「あ~今月も厳しいなぁ…カードで買い物をしよう!」
これが常態化しているのであれば、あなたの家計をしっかりと見直す必要があります。
すでに家計は赤字で、増えるのは、借金ばかりになっていないでしょうか?
次にこういった状況になった時にやってはいけないこと4つをお話します。
生活費が足りない時に、絶対にやってはいけないやりがちなこと4つ
どうにか切り詰めて生活をしようと思っても、そういう時に限って、イレギュラーなお金がかかることってありませんか?
予測できない体調不良によって、医療費がかかってしまったり、子供の学校で物品購入があったり、つい、誘いを断れなくて、交際費がかさんでしまったりしますよね。
さらには、毎月の赤字を補填するために、どうしたらいいかと頭を悩ませることもあります。
そんな時にやってはいけないのに、やってしまいがちなことがあるのです。
クレジットカード・キャッシングローンを利用する
計画的にクレジットカード・キャッシングローンを利用できているうちは、何の問題もありませんし、便利なものであると思います。
しかし、上記に書いたようなイレギュラーなお金だけではなく、毎日の生活費の穴埋めに使うようになっているのであれば、もう家計はパンクしている状況です。
カードの利用枠があるうちまでは、どうにかなるかもしれませんが、いずれ上限に達してしまえば、
借り入れができない状況までのカウントダウンがスタートしています。
クレジットカードの現金化
クレジットカードの利用枠がある場合、カードで買い物をして、それを買い取ってもらったり、キャッシュバックという形で現金を受け取ることを言います。
これは、不要な物を売っただけであると通用すればいいのですが、通用しなかった時には、問題が起こります。
違法ではありませんが、クレジットカード会社の規約では禁止されている事項になるため、現金化をしていると判断されれば、クレジットカードの利用は停止され、クレジットカード会社からは、一括請求をされてしまう可能性があるものです。
そして、何よりも恐ろしいのは…
一括請求に困って、自己破産したいと相談にいらっしゃっても、裁判所の免責許可がもらえず、自己破産もできないという、とんでもない状況に発展する可能性がありますので、絶対にやめましょう。
給与ファクタリング
ファクタリングサービスとは、どうしても現金が欲しい時に、未来にある収入を先に買い取ってもらって、今すぐ現金にすることを言います。
しかし、そこには、手数料が含まれます。
例えば、30万円入ってくる予定の給料をファクタリング会社に買い取ってもらうとします。
その手数料が5%~20%だった時…
得られるお金は、24~28.5万円ということになります。
1.5~6万円も損することになるのです。
しかも、借金があって、給与ファクタリングをしなくては、どうにもならないほど、お金が回らない状況であるのなら、弁護士に相談していただいた方が良いかもしれません。
ヤミ金の甘い言葉に誘われやすくなる
ヤミ金の手口は、とてもたくさんあります。
先ほどの給与ファクタリング装った偽装ファクタリング業者もいます。
金融庁で周知されてからは、手口を変えて、後払い(ツケ払い)という方法で活動を始めたようです。
法律で規制されてはいませんが、注意喚起され始めているため、また新たな手口で活動する可能性も否めません。
まず、甘い言葉で知らない人から融資などしてもらえるはずがないということを肝に銘じて、あなた自身を守ってください。
借金ではないと言っている時点で、怪しい目を持ってください。
安易に契約をする前に、その相手の実態を検索してみてください。
ヤミ金は、あなたよりも法律を熟知して、あの手この手を使ってきます。
その相手の会社は、本当に存在していますか?
会社の名前は?代表者は?会社の所在地は?その電話番号は?
ヤミ金は、事業登録番号も偽装して巧妙な手口を使ってきます。
本当に信用して良いのかをあなたの目で吟味し、当事者にならないようにしてください。
【まとめ】生活費が回らなくなった時点で、債務整理の相談に行こう!
あらゆる資金繰りを考えたくなる気持ちはよくわかります。
ですが、計画的に返済していく目処が見えなくなった時点で、その生活は破綻している可能性があります。
そうなると、借金だけが増えていって、あなたの心身まで壊すことにもなります。
生活費が足りない相談には乗れませんが、
弁護士には、借金で生活が回らなくなったことを解決する提案ができます。
これ以上困る前に、早期の解決策を一緒に考えていきましょう!
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