コロナウイルスは、こんなにも人々の生活を変えてしまうものになると、誰が想像できたことでしょうか。
最初は、積極的に助けてくれていた国も規制をするばかりで、どんどん厳しい現実が突きつけられるばかりで、どうにもならないと白旗をあげるしかない人たちがどれほどいることでしょうか…
僕は、弁護士です。
そんな僕がブログを書くことで、人の役に立てることと言ったら…積み重なる借金問題の解決方法しかありません。
特に個人事業主として頑張ろうとしている方は、お店の存続を賭けて、何とも言えない心境であるのではないでしょうか?
借金の解決方法=自己破産ではありません。
それを伝えさせてください。
お店を守りたい!倒産、潰すなんて考えたくないあなたへ
自営業は、軌道に乗せるまでが大変ですよね。
僕も、今の事務所を構えて最初の頃は、閑古鳥が鳴くほどでした。
自分を信じることで辛抱しなくてはいけない時期ですよね。
その辛抱の時期にお店を開業した途端に、コロナが世界中で蔓延し、まさかの休業を強いられてしまったり、長期に渡る自粛期間で何ともならない資金状態に陥ってしまった方も多いと思います。
また、十分経営が成り立っていたはずなのに、休業を強いられたりすることで、経営状態が不安定になってしまった方も多いと思います。
まず、伝えたい思いは、僕も法律事務所を経営する立場です。
自分の信念をかけて、起業したその想いを僕は理解できますよ。
ですが、気持ちを理解することだけで、あなたを救えるのなら簡単なのですが、現実はそうもいきません。
現実的にどんな協力ができるのかをお話していきます。
自営業を潰さずに借金を整理する方法は3つ
- リスケジュール
- 任意整理
- 個人再生
この3つの方法を知っていますか?
まず、最初に、例えば、日本政策金融公庫から事業資金を借りている場合は、リスケジュールをお願いすることができます。
これは、個人的に話し合ってやることができます。
次に、やれる手段は、任意整理です。
ですが、政策金融公庫の借入を任意整理すると、利息のカットはできますが、大きな減額にならず、返済年数が3~5年で支払う計画に変わってしまうので、現状よりも高くなる可能性があるので、おすすめはできません。
ですが、政策金融公庫以外の借金があるのなら、任意整理で減額をすることで、希望が見えてくるのであれば、手段としては良い方法です。
それでも、返済が厳しいとなる場合は、個人再生を考えます。
個人再生では、借金総額を5分の1~10分の1に減額することができます。
どうでしょう?これなら希望が見えてくる気がしませんか?
例えば、最低弁済額を参考までに出してみると…
500万円ある借金ならば、100万円になります。
1,000万円ある借金ならば、200万円です。
これを3~5年で支払う計画を立てるので、
100万円を3年なら3万円弱、5年なら1.7万円ほどです。
200万円を3年なら5.5万円ほど、5年なら3万円強です。
もちろん、あなたの資産状況や経済状況によっては、この限りではありませんし、収入の見込みが立たない状況であると判断されると、個人再生が難しいという判断にもなってしまうので、きちんとお話を聞き取りさせていただかないと何とも言えません。
【まとめ】自己破産は最終手段!まずは債務整理の相談に行こう!
3つの方法をお伝えしましたが、あなたの状況はどうでしょうか?
もし、この3つの方法を試してもダメだと言うのならば、その時に自己破産を考えれば良いのです。
最初から、もうダメだと悲観することはありません。
僕も、何とか個人再生でやれないかを考えます。
あなたが賭けた夢です。
存続していける方法を一緒に考えましょう!
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