仮想通貨って夢がありますよね。
後述しますが、有名な仮想通貨のビットコインやイーサリアムは、発売当初から考えると…
何千倍、何万倍となっています。
特に今年2024年のビットコインの値段は、約一千万円という価値がついています。
一千万円という金額を投資することは難しいですし、単価が高いので、手を出しにくいのが有名な仮想通貨への投資です。
だから、一獲千金を狙って買うのなら、仮想通貨を上場前に購入しておきたいと思いますよね!
ビットコインに手が出なくとも、これがいつか…と、ワクワクする気持ちが抑えられないかもしれませんね。
ですが、仮想通貨への投資の失敗で1番多いのが、
上場前の仮想通貨への投資です。
上場前の仮想通貨は、通常の取引が販売する前に取引ができる上に、ボーナスが付与されるという大きな魅力があります。
この魅力に誘われて、上場前の仮想通貨に手を出す人がいます。
ですが、多くの場合は、頓挫されてしまったり、プロジェクトの放棄により、投資したお金が返ってこなくなってしまい、立ち行かなくなるケースが後を絶ちません。いわゆる、プレセール詐欺に遭うことも。
最初は、上手く利回りがあって投資が上手くいっているように感じます。
でも、その循環がある日、突然ストップしてしまい、借金の支払いができなくなってしまうことがあります。
こういったケースのご相談では、借金の問題を解決するための債務整理しか解決方法がないことが多いです。
では、詳しくご説明します。
ビットコインとイーサリアムが暴騰した話
仮想通貨で有名なビットコイン、イーサリアムの歴史を簡単に振り返ってみましょう。
ビットコインの簡単な歴史
「Satoshi Nakamoto」という匿名の人物が2008年に論文を公開し、2009年1月にビットコインが誕生しました。
発売当初、何とビットコインの価格は、〝0円〟でした。
数ヶ月経っても、0.07円と価値は上がりませんでした。
さらにその数ヶ月後、ピザの支払いに1万BTCを支払ったという話が有名ですが、この時点での価値は、まだわずか0.2円でした。
発売から3年ほど経った頃、アメリカのTIME誌が取り上げたことで、周知されるようになり、1BTCあたり80円台へと価値が上がっていきます。
さらに、1BTCあたり1,500円へと、創設時の2,000倍へと上昇していきます。
しかし、ハッキングの被害を受け、一時期400円台に下降するも、2013年になると多くの人がビットコインへ投資を行うようになり、4,000~5,000円台へとさらに上昇。
日本でもNHKが特集を組むなどし、知名度が上がり、12万円台に突入していきます。
その後、何度も上昇・下落を繰り返し、
2023年6月14日時点では、
1BTCあたり 3,624,184円という高額な仮想通貨へと成長しました。
イーサリアムの簡単な歴史
2013年、カナダ人のヴィタリック・ブリテンさん(当時19歳)によって考案されました。
2014年のプレセールでは、20円ほどの価格でした。
2016年になって、やっと1ドルを超える価値が生まれ始めます。
しかし、2017年3月以降、どんどん価格は上昇し、半年程度で100ドルから1,400ドルへと暴騰します。
日本円に換算すると、1万円程度だったものが14~5万円へと半年で価値が大きく上がりました。
その後、ビットコインと同じく、上昇・下落を繰り返し
2023年6月14日時点
1ETHあたり 243,747円で取引される仮想通貨へと成長しました。
イーサリアムは、後述するICOにも応用が可能な仮想通貨で、NFTでも必要不可欠な存在となりました。
ビットコインやイーサリアムは、取引される価格が高額なため、安易に手が出せません。
上手な先読みをして、もっと効率よく投資で夢を見たいという方にとっては、上場前の仮想通貨の方が手も出しやすく感じます。
しかし、そこには注意が必要なことも多く、世界中で仮想通貨は盗まれたり、詐欺に遭ったりなど被害も出ているため、慎重に検討していただきたいところです。
その注意点について、弁護士だから注意喚起できることを詳しく解説していきます。
仮想通貨の上場にまつわる話
仮想通貨の開発は、誰でも行えるものです。
この開発者の手元にあるだけでは、実際の価値は定かではありません。
つまり、上場を経て、取引所で売買されるようにならなければ、価値がわからないということです。
ICOとは(Initial Coin offering の略)
資金調達をするための方法のことです。
上場する前の段階のもので、投資を考える人にとっては大きなチャンスに変わる夢があります。
しかし、詐欺やプロジェクトの放棄により、その仮想通貨が上場されることなく被害だけで終わるケースが多いです。
上場前のプレセール、ICOがスタートした段階では、特別な人しか仮想通貨を購入することができません。
このオファーがSNSなどを通して届き、自分が特別な人になれると錯覚させられてしまいます。
信用できる材料は、ホワイトペーパーに公開されている「新規公開されるトークンを購入した人」の情報だけです。恐る恐る投資をしてみると、きちんとその投資分の見返りを受け取ることができます。
そのうち、もっと投資すれば大きな見返りが得られると思うようになり、投資額が増え、実際の借金も同様に増えていきます。
返済できると思っているうちに投資先の相手が消えてしまう…。そうなってからようやく自分は騙されていたと気づくケースが後を絶ちません。
実際、このような被害に遭った時、どうするべきなのかを次に解説します。
上場前の仮想通貨で借金を負ってしまったら…
上場前の仮想通貨に投資をしている人の多くの相談事案では、
・お金に困っている人
・お金を増やしたい人
このような人が被害に遭っています。
もともと、十分な資金があって、投資をする人はこのようなケースに見舞われることは少ないものです。
何らかのお金に困っていて、少し投資したら儲かるという経験をすると、そのドツボにどんどんハマっていってしまいます。
この時、さらなる利益を得るために投資額を増やしてしまいます。
資金の調達先は、消費者金融や銀行などから借りてまでも投資してしまう場合、それは、借金を負うということになります。
利回りがあるので、返済には困らないと思って、利回りのことばかりに気を取られて、借りれるだけ借りてしまったり、大きな買い物をしてしまうことが自身の生活をさらに追い詰めることになります。
この借金の返済につまずいた時には、債務整理が必要になります。
まとめ|仮想通貨(暗号資産)の債務整理で注意すべきこと
今一度、投資しようと思っている仮想通貨については、投資のリスクを考えてみてください。
持っているお金から投資する分には、ゼロになるか増えるかだけです。
しかし、その投資を借金してまでやろうと思うのなら、失敗した時のリスクまで考えておきましょう。
仮想通貨への投資が原因の借金は、手続きによっては問題になります。
この問題について詳しく記した記事をご覧ください。
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弁護士という立場で言えるのは、自分の許容範囲を超えての投資だけは絶対にしないでいただきたいということです。
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