自己破産の原因と理由:生活苦・低所得で40~50代が1位

借金に困ったら相談してください。

そう言われても、自分の借金の原因や理由が相談できるものなのか判断が付かないこと、甘えなのではないかと思う気持ちもあると思います。

 

そこで、今日は、日本弁護士連合会が出している2020年のデータをもとに自己破産をしている人の実情を見ていってください。

 

借金問題に悩むと、自分だけがとても悪い状況にあるような気がしてしまうし、どこかに助けを求めていいのか悩んでしまいませんか?

 

人が悩む問題の中で、借金問題というのは、非常にデリケートな問題で誰かに打ち明けることも、なかなかできない深刻な問題にもなります。

 

また、自己破産した方がいいと感じていても、社会の落ちこぼれとなることを危惧し、妙なプライドが邪魔をして、債務状況をどんどん悪化させてしまうケースも少なくありません。

 

ネット社会の今、自己破産者や生活保護受給者に対して、暴言とも取れるような言葉もたくさん飛び交っていることもあり、間接的に心にダメージを負うこともあると思います。

 

弁護士 鬼頭
そんな心無い言葉に惑わされないでください。
あなたの大切な人生を取り戻すために一緒に最善策を考えましょう。弁護士はあなたの味方です。

 

さて、あなたは、どんな原因や理由があって、自己破産を検討することになってしまったのでしょうか。

 

あなたにこれ以上、一人で抱えて苦しまないでというメッセージを込めながら、実際に自己破産をした人たちの経緯を知ってみてください。

 

人は弱いものです。

自分と同じ人がいるんだと!という事実がわかれば、弁護士への相談もしやすくなるかもしれません。

 

※日本弁護士連合会が作成した2020年破産事件及び個人再生事件記録調査【報告編】参照及び一部抜粋して解説しています。

 

 

 

自己破産に繋がる借金の原因を見てみよう!

 

まず、日本全体で自己破産をした人の理由から借金の原因となっているものを見てみましょう。

 

借金の原因2020年度調査2017年度調査
生活苦・低所得者61.69%61.47%
病気・医療費23.31%22.70%
失業・転職17.58%16.32%
給料の減少9.60%9.61%
事業資金16.13%17.37%
負債の返済(保証以外)20.48%15.11%
第三者の負債の肩代わり2.82%4.68%
名義貸し1.29%1.37%
生活用品の購入14.76%12.28%
教育資金9.84%7.75%
冠婚葬祭1.61%1.37%
住宅購入7.26%10.26%
ギャンブル7.18%4.93%
浪費・遊興費11.37% 9.29%
投資1.53%0.81%
クレジットカードによる購入9.35%6.46%
その他15.00%12.04%

 

自己破産をした人の平均月収

2020年度…142,021円

2017年度…127,270円

 

自己破産をする人の年齢

40~50代が1番多く、次いで30代・60代、20代・70代以上

 

働き盛りの世代が生活に困窮しているということがわかりますね。

 

どの借金の理由を見てみても、何らかの困っている事柄があって、借金が増えてしまっているという実情です。

 

法的に考えると、浪費(ギャンブル・投資を含む)の理由は問題とされますが、お金を増やしたい、心を落ち着かせたいなどの心因的要因が重なって起きているのではないかと感じます。

 

弁護士 鬼頭

借金をしてしまうことは、悪とされる世の中ですが、僕はそうは思いませんよ。
でも、借金を抱えていても幸せにはなれないので解決させましょう!

 

 

自己破産をしている人は負債額をどのくらい抱えているのか?

 

借金の原因も気になるものですが、借金の負債額も気になりますよね。

同じく一緒に見てみましょう。

 

負債総額2020年度男性女性
100万円未満8.39%6.81%10.42%
100~200万円13.87%10.58%18.10%
200~300万円14.52%12.46%17.18%
300~400万円11.13%10.00%12.61%
400~500万円7.42%6.38%8.59%
500~600万円5.56%6.67%4.20%
600~700万円4.76%5.65%4.77%
700~1,000万円8.71%9.57%7.68%
1,000~2,000万円11.05%12.46%9.32%
2,000~3,000万円5.65%7.10%3.66%
3,000~4,000万円2.50%3.48%1.28%
4,000~5,000万円1.05%1.45%0.55%
5,000~1億円1.77%2.75%0.55%
1億円以上2.90%3.77%1.83%
不明0.73%0.87%0.37%

 

この表から見えてくるのは、自己破産をするのに妥当な金額はなく、どんな借金額だったとしても、返済ができない状態となった時が、自己破産を検討するべき時です。

 

ただし、状況によっては、自己破産までしなくとも、任意整理や個人再生で状況を改善させられる場合もたくさんあります。

 

自己破産をした人数

2017年…76,015人

2020年…78,104人

2021年…73,457人

 

当事務所は、名古屋にあるため、この中の詳しいデータを見ると

愛知県では年間およそ3,500人ほどが自己破産をしていることになります。

 

弁護士 鬼頭
実際に僕のもとに相談にお越しになり、自己破産を決断される方は、毎月何人もいらっしゃいます。

 

 

 

弁護士に相談することを躊躇する必要はない

 

2つのデータを一緒に見ましたね。

こんな数字ばかりのデータでは、何一つピンとこないと思いますが、毎年、日本中では7万人以上の人が何らかの理由で負債を抱え、自己破産の手続きをしているのが現実に起きています。

 

しかも、借金の理由は重複しているとは言え、あなたの抱える借金の理由と大きく異なることはないと思います。

 

そして、借金の金額も人それぞれ違います。

この程度の金額でというのは決まっておらず、

あなたが生活できなくなった金額が答えです。

 

20歳を過ぎれば、誰しも1つや2つの借金を抱えているものです。

 

最初は、問題ないことであっても、時が経つにつれて、いろんなことが起き、予定と狂った結果になることもあります。

 

あなたの責任だけではないことだってあるでしょう。

 

でも、本当に今、お金がなくて返済ができない状況であると感じているのなら、弁護士に相談だけでもしてください。

 

何度も書いていることですが、借金に関する相談(債務整理)については、多くの法律事務所では、相談料を無料にしているところばかりです。

 

あなたが納得、信頼できる弁護士だと思えることが最初のスタートです。

 

法テラスの利用も、各法律事務所から手続きできる場合も多いはずです。

 

何も心配はいりません。

相談してみた結果で考えればいいんですよ。

 

何より、あなたのケースが本当に自己破産案件なのかは、お話を伺ってみないとわかりません。

借金解決の方法は、任意整理、個人再生という方法もあります。

 

一緒に解決を目指しましょう!

 

 

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決して責めることはありません。

あなたの立場を理解し、
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一緒に考えることをお約束します。


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