夢だと思っていたマイホームを手に入れることに必死になり、いざ手に入れてみたものの…支払っていくことが困難になることってありますよね。
しかも、毎月の返済日は、あっという間にやってきます。
そして、月日とともに夫婦だけだった家の中には、子供の声もするようになり、毎月の家計の出費は、当初の予定を超えてしまっている…。
そうなると、借金ばかりが増えるようになって、苦しさも同じように増えてしまいます。
そんな時、何か手立てはあるのでしょうか?考えてみましょう。
住宅ローンの契約の中身を実は…知らない人が多い
あの家が欲しい
そう思った時にあなたは何をしますか?
その家を購入するために、どうすればよいか?ということに注視しませんか?
とにかく、あの家が買えればいい
ローンは、支払っていければそれでいい
その想いで、住宅ローンの契約をきちんと認識することもなく購入に至ってしまう人も少なくありません。
確かに、夫婦の名前を書いた記憶はあるけれど…
そのローンが、連帯債務・ペアローン・連帯保証のどれになっているのかを知らないままの人もいるのです。
住宅ローンが払えない…借金が増える一方になった時にできることは?
住宅ローンが支払えないとなると、生活費などの補填をクレジットカードやキャッシング等を利用して埋めることも、同時に行ってしまいますよね。
そうなると、いくつかの返済期日ばかりが迫ってきて、生活費は待ってくれないし、支払いも待ってくれないと…アップアップした状況になってしまいます。
そんな時に、何ができるでしょうか?
債務整理という方法があります。
債務整理は、自己破産だけではありません。
住宅ローンだけは支払い続けて、大幅に借金を減らす個人再生という方法もあります。
個人再生であれば、住宅を残すこともできる可能性があるのです。
住宅ローンと個人再生の複雑な話
しかし、住宅ローンがあっても、必ずしも、個人再生ができるとは限りません。
あなたの住宅ローンの組み方によっては、個人再生ができることもあれば、できないこともあるのです。
例えば、連帯債務や連帯保証という契約であれば、夫だけが(または妻だけが)個人再生をすることは可能です。
ですが、ペアローンという契約をしている場合は、その契約内容が複雑で、今この場で、できるとも、できないとも言えないのです。
その1つの理由としては、抵当権の有無です。
住宅ローンを組む時に書いた膨大な契約書の中に、抵当権に関する契約があったりします。
そうすると、個人再生の手続きができないという結果になるのです。
ですが、あなたが独自で判断せず、法律事務所の無料相談などで、詳しく説明できるはずなので、どんな方法ならば、あなたに提案できるのかを直接聞いてほしいです。
住宅ローンと自己破産について
続いて、住宅ローンと自己破産手続きに関してですが…
破産手続きは、個人再生とは違って、住宅ローンとがどのような契約になっていても、手続きとしては問題はありません。
が、しかし…
夫婦で、連帯債務、ペアローン、連帯保証という契約をしていると、残る妻(または夫)に請求が来ることになります。
それでも構わないという場合を除いて、基本的には、家の中の経済が回っていないということを同時に意味していることが多いので、その場合は、夫婦お二人で、破産手続きをしていただく方がスムーズなのかもしれません。
【まとめ】夫婦で買った住宅ローンがある場合は、夫婦間で相談も必要
内緒で、手続きをしたいという相談者の方もいらっしゃいますが、パートナーにデメリットが発生する場合もあるので、そこについても、しっかりと理解した上で、手続きを進めていって欲しいと思います。
でも、まずは、今のあなたの現状をどう打開することができるのかを知ることが大切であると思います。
あなたの最寄りの法律事務所で、一度相談されてみるのはいかがでしょうか?
当事務所であれば、名古屋にあります。
無料相談をやっているところは多くありますし、うちであれば、何度来ていただいても無料です。
いろんなスタンスで、各法律事務所が相談業務をやっていますので、あなたの状況に合ったところをまず選択してみてください。
もしも、納得のいかない答えであるのなら、そこで諦めずに、別の法律事務所に行ってみるのも大切なことです。
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