ちょっと相談したいことがあるとき、電話やメールで相談できたら楽な気がしますよね。
ですが、それって、どれほど有効なものなのでしょうか?
当事務所は、名古屋にあるアーク法律事務所です。
名古屋市のサイトには、無料相談の電話番号があらゆるジャンルで用意されており、気軽に利用することができて大変便利なものです。
同じように各法律事務所で、無料電話相談やメール相談があったら便利だと思われることでしょう。
当事務所では、こういった電話相談やメール相談を取り扱っていません。
その理由をお話したいと思います。
借金の相談は、どうにもならない気持ちを吐露する相談とは違う
例えば、子育ての悩み、夫婦関係の悩み、職場環境での悩みなど…どうにもならない気持ちを少し聞いてもらえたら、心が軽くなることはありますよね。
それは、友達でも、専門家でもいいわけです。
ですが、当事務所のように、借金の返済について悩まれている方の場合は、気持ちの共感だけでは何も解決することができません。
「そんなに借金があったら、大変ですよね!」
と言われても、困りますよね?
何か解決する手段を提示して欲しいと思いませんか?
そう、ここに問題が起きるから、当事務所では、電話相談やメール相談を行わないのです。
電話相談やメール相談のデメリット!見えない相談者の背景と聞き取りの大切さ
電話相談やメール相談では、相談者の表情を見ることはできません。
そして、借金の総額を聞くことはできても、細かな情報を得ることが難しくなります。
まだ、電話だったら、直接会話をしているので聞き取ることは可能かもしれませんが、お互いの意図の取り違えは、電話だとどうしても顔が見えないので出やすくなります。
メールだったら、聞き取りたい内容を送り返してもらうまでの時間が膨大にかかることになります。
また、弁護士は、相談者を救うためには、デリケートな質問をしなくてはいけなかったりします。
例えば、親の生存の有無や財産の状況を聞き取らなくてはいけません。
そういったことを電話やメールで安易にやり取りをすることは、デリカシーがないと受け取れることもあるでしょうし、何のために聞かれているのかも伝わりにくく、聞き取りミスも起こりやすくなります。
つまり、相談者の一方的な意見だけを汲み取るわけにはいかないのです。
何より、電話やメールで「大丈夫ですよ」と言われるよりも、直接面談の場で「大丈夫ですよ」と言われた方が、安心感も違いますよね。
特に、ヤミ金のような精神的に追い詰められているようなケースこそ、目の前で、相談者の安心感に繋げる義務が弁護士にはあります。
また、弁護士都合で言えば、
依頼を受けるには「直接面談で受けること」と法律で決まっています。
依頼を受けるということは、安易に引き受けてはいけないということです。
これらを簡潔に言えば…
あなたは、高い依頼費用を支払って顔も見えない弁護士に、手続きを行ってもらうことができますか?
ということも言えます。
【まとめ】債務整理は、生活の再起のチャンス!その契約は慎重にしましょう
借金をしたことで、生活が苦しくなり、それをどうにかするために行うのが債務整理です。
それは、生活の再起のチャンスとして、法律で定められている制度です。
ですが、その再起のチャンスを無駄にしてしまうことほど、もったいないものはありません。
安易に相談できるからと依頼したら、高額な費用だったということも中にはあるでしょう。
当事務所に相談にお越しになる方の中には、他の事務所が高額だから、安いと聞いたからと来てくださる方もいらっしゃいます。
さらには、他の事務所の債務整理の方針に納得いかなかったり、一度の債務整理では難しく二度目を行うことになっていらっしゃることもあります。
それほど、慎重に相談者の方にも考えていただきたい問題なのです。
生活を立て直すのなら、1回の債務整理で、自分らしさを取り戻しましょう!
どうか、法律事務所選びは慎重になさってくださいね。
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