うつ病や体調不良で休職中に生活費の補填で借金が増えてしまった時の対処法を今日は一緒に考えていきましょう。
まずは自分の状況を冷静に把握することが大切です。
- 収入額
- 固定支出
- 借金の総額
- 返済期限
- 利息
- 月々の支払い額など
1ヶ月に必要な支出の合計を出してみましょう。
休職中は収入が減るかもしれませんが、必要最低限の生活費は確保できていますか?
もし、生活費の補填をクレジットカードやキャッシングで行っている状況であるのなら、このまま行けば、いずれ利用限度額に到達し、破綻をむかえてしまいます。
今すでに、どこかで借りなければ生活が成り立たないような状態であるのなら、お近くの法律事務所へご相談ください。
また、支出を減らすためには、節約や副業などの方法がありますが、自分の体調や精神状態に合わせて無理のない範囲で行いましょう。
次に、借金の返済計画を立てることが重要です。
借金が多すぎて自力で返済できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
借金相談は、弁護士が相談の適任者です。
借金とあなたの状況に応じて、適した方法を一緒に考えるのが弁護士の仕事の1つであることを知ってください。
では、一緒に、うつ病や体調不良で休職中に生活費の補填で借金が増えてしまった時の対処法を考えていきましょう。
うつ病・体調不良時|休職中の生活の注意点
冒頭でも書きましたが、うつ病・体調不良時には、仕事を長期的に休職することもあると思います。
その際に受けられる制度が2つあります。
また、個人で加入している生命保険等の補償が受けられる場合もありますね。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
傷病手当金は、被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給されます。 ただし、休んだ期間について事業主から傷病手当金の額より多い報酬額の支給を受けた場合には、傷病手当金は支給されません。
1日当たりの金額:【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】(※)÷30日×(2/3)
あなたの働き方が、傷病手当金または労災に該当する場合にのみ、受けられる制度です。
しかし、どちらの制度も、これまで受け取っていた給料の額よりも少ない給付しか受けることができません。
つまり、これまでの貯蓄や、自分の代わりに生活を助けてくれる家族がいない限り、休養しようにも金銭的にも悩みが出てしまうかもしれません。
金銭的な余裕がないとなれば、クレジットカードやキャッシングを利用して、生活費を補填しなければいけないことがあります。
日常的な生活費も、家にいる分、光熱費がかかったり、気分転換にお金を使ってしまうこともあります。
今、自分の生活費をどのように回っているのかを一度割り出してみましょう。
クレジットカードやキャッシングを利用している場合、リボ払いにしていても、その返済が難しくなったり、利用額が増えると同時に支払額も増えて、支払いが難しくなることも考えられます。
すでに支払いが滞っている場合には、債権者より、法的措置として、口座や給料の差押えを受けることもあります。
事態が深刻化する前に、お近くの法律事務所へご相談ください。
うつ病・体調不良時でも利用できる借金解決方法
借金問題が起きた時、弁護士や司法書士には「債務整理」という方法を提案することができます。
債務整理には、大きく分けて3つの方法があります。
任意整理
将来利息をカットすることで、毎月の返済額を無理のない範囲に抑える方法です。
個人再生
裁判所に申し立て、借金を大幅に減額してもらう方法です。住宅ローンを除いた借金総額を1/5~1/10へと大幅に圧縮できます。住宅ローンを残したまま、借金を減額できる場合があります。
自己破産
裁判所に申し立て、借金そのものを帳消しにする方法です。生活に必要な家財道具や最低限の財産は残すことができます。
どの方法があなたに合っているかは、借金の額や収入、財産状況によって異なります。専門家と相談して、最適な方法を選びましょう。
債務整理のメリット・デメリット
債務整理には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
債務整理のメリット
■借金返済の負担を軽減できる
■精神的な負担を軽減できる
■督促が止まる
債務整理のデメリット
■ブラックリストに登録される:一定期間、クレジットカードやローンが利用できなくなります。
■財産を処分しなければならない場合がある
■手続きに費用と時間がかかる
次に、各手続きのメリットとデメリットをご紹介します。
任意整理
弁護士や司法書士が債権者と交渉し、将来の利息をカットしたり、返済期間を延長したりすることで、毎月の返済額を減らす手続きです。
裁判所を通さないため、比較的短期間で手続きが完了するのが特徴です。
メリット
借金の額が比較的多くない方に向いてます。
■債権者を選べる
同一の保証会社の場合は、両方手続きが必要になるケースもあります。
例)バンクイックとアコムなど
■弁護士や司法書士に依頼するだけで、手続きが完了する
■短期間(約3ヶ月ほど)で、手続きが完了する
デメリット
■高額な借金だと生活が楽にならない
■できることは「利息のカット」のみ
■債権者によっては、頭金・利息・期間の短縮などの条件が付けられてしまう
■債権者によっては、任意整理に応じてもらえない
個人再生
裁判所を通して、借金を大幅に減額し、原則3年間で返済していく手続きです。
住宅ローンがある場合は、住宅を手放さずに済む可能性があります。
メリット
借金総額は、住宅ローンを除いて、300万円以上ある方に向いています。
■住宅ローンを維持できる可能性がある
■自己破産と違って、財産を実際に処分しない
■住宅ローンを除いた借金総額を1/5~1/10へと圧縮できる
■自己破産のように資格制限がない
デメリット
■裁判所に申立てが必要で、時間がかかる(7~8ヶ月)
■財産がたくさんあると減額率に影響する
■安定した職に就いていないと手続きができない(専業主婦(主夫)、無職は不可)
■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外
自己破産
裁判所を通して、借金をゼロにする手続きです。
借金の返済能力がないと認められれば、借金の支払義務が免除されます。
メリット
■借金を帳消しにできる
■生活再建が可能
■最大99万円までの財産を残せる
■無職でも手続きが可能
デメリット
■プラスの財産を処分される可能性がある
■保険外交員、警備員、士業などに就いていると手続きができない
■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外
どの手続きが適切かは、あなたの状況によって異なります。
アーク法律事務所では、あなたの状況を詳しくお伺いし、最適な解決策をご提案させていただきます。
弁護士・司法書士選びのポイント
債務整理は、専門知識と経験が豊富な弁護士・司法書士に依頼することが大切です。以下のポイントを参考に、信頼できる専門家を選びましょう。
- 直接面談をしてくれるか
- 債務整理の経験や実績が豊富か
- 費用体系が明確か
- 親身になって相談に乗ってくれるか
- 事務所の雰囲気はどうか
複数の専門家へ相談し、比較検討することも大切です。
弁護士と司法書士、どちらに相談すればいいの?
借金問題の相談は、弁護士と司法書士のどちらでも受け付けていますが、それぞれに得意分野や扱える案件に違いがあります。
司法書士は、140万円以下の借金問題や、簡易な手続きを扱うことが得意です。
しかし、個人再生や自己破産のように裁判所を介する手続きを行う場合は、弁護士に依頼した方がいいかもしれません。
司法書士に依頼した場合、司法書士は代理人として裁判所への手続きを行うことができません。
そのため、裁判所への手続きはご自身で行わなければなりません。
また、司法書士に依頼した場合でも、裁判所にかかる予納金が発生します。
この予納金は、弁護士に依頼した場合よりも高額になる可能性があり、司法書士の依頼費用が安くても、予納金を含めた総費用は弁護士に依頼した方が安くなるケースもあります。
ご自身で手続きを行うことに不安がある方や、手続きをスムーズに進めたい方は、代理人として手続きを代行できる弁護士に依頼することをお勧めします。
アーク法律事務所では、弁護士が直接対応し、あらゆる債務整理手続きをサポートいたしますので、安心してご相談ください。
まとめ|弁護士に任せて、すべての再スタートを切ろう!
生活再建のためには、うつ病や体調不良の治療が欠かせません。
十分な休養を取るためには、あなたが安心して過ごせる環境も必要不可欠です。
借金の問題はストレスや不安を引き起こし、精神的な負担を増やします。そのため、医師やカウンセラーなどの専門家に相談し、適切な治療を受けることが必要です。また、家族や友人などの身近な人にも相談することで、心の支えになります。自分一人で抱え込まずに、周囲の人に助けを求めることも大切です。
うつ病や体調不良で休職中に生活費の補填で借金が増えてしまった時の生活再建は、決して簡単なことではありません。しかし、諦めずに一歩ずつ前進していけば、必ず光が見えてきます。
自分を責めることなく、弁護士を頼ってくださいね。
当事務所でも、借金問題に関する相談を随時受け付けています。
「まずは、話を聞いてみたい」という方も、お気軽にご連絡ください。
一緒に一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう!
アーク法律事務所のサポート
アーク法律事務所は、借金問題に悩むあなたを、心からサポートしたいと考えています。
無料相談
どんなご相談でも、何度でも無料です。借金問題はもちろん、それ以外のことでも、お気軽にご相談ください。
親身な対応
経験豊富な弁護士が、あなたの状況やお気持ちに寄り添い、親身になって対応いたします。
柔軟な相談時間
平日夜間や土日祝日でも、ご相談いただけます。
明瞭な費用
弁護士費用は、事前に明確にご説明いたします。
任意整理:1社につき18,000円(税込)
個人再生:積立金×手続き期間(最低積立額は4万円から)
自己破産:24万円(税込)
すべて、着手金や報酬金、実費、手数料込の費用設定で、追加料金などはかかりません。
分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
法テラスの利用も可能です。
専属事務員によるサポート
弁護士だけでなく、専属の事務員が手続きをサポートいたしますので、安心して手続きを進めることができます。
プライバシー厳守
ご相談内容はもちろん、個人情報についても厳重に管理いたします。
即日対応
ご依頼いただいた場合は、すぐに受任通知を発送いたしますので、借金の督促や取立てをすぐに止めることができます。
【当事務所の無料相談の流れ】
当事務所、アーク法律事務所では、日弁連の規定を守り、面談相談のみの取り扱いとさせていただいております。
場所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
面談時間は、平日10時より行っています。
平日夜間・土日のご相談も可能ですので、ご希望の日時をお知らせください。
ご相談料は不要です。
何度でもご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談でも無料です。
納得できる答えが見つかるまで、何度でもご利用ください。
一緒に明るい未来を見つけましょう。
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