いきなりですが、ゲームって楽しいですよね!
いや、楽しいよりも、習慣化してしまったり…
ヤケになってやめられなかったり、SNS機能で他のユーザーより優越感を味わいたかったり…
限定ガチャのコンプリートを目指したかったり…
その一歩先にある何かのために課金をしてしまうこともあると思います。
その課金の金銭管理はできていますか?
ヤケになると、短期間で、とんでもない金額を課金してしまう方も実際にいらっしゃいます。
世の中では、こういう方々のことを「ゲーム依存症」とか、「ゲーム障害」と呼んだりするようです。
最近では「廃人」と「課金」が合わさったネットスラングで「廃課金者」なんて呼ばれることもあると聞きました。
ハッと気づいた時には、どうにもならない金額となった課金の支払い…つまり、膨大な借金の請求書が来てしまったということが実際に起こり得るのです。
アプリ課金は、お金を使った感覚もないので、本当に危険です。
今来ているクレジットカードの返済にお困りではないかと思います。
「課金額の返金について」や「未成年者の課金について」を先に説明します。
アプリの課金の結果に納得がいかない場合の対処方法、返金請求は可能なのか?
例えば、ガチャを回したけれど、レアキャラが出なかった。
告知されていた内容と違う場合など、納得のいかないことがあると思います。
その場合に返金請求ができるのかを考えてみましょう。
排出率や宣伝内容に誇大広告として載せていなかったか、告知に間違いがないか、が論点となります。
まずは、このような場合は、国民生活センター(消費生活センター)へ問い合わせをしてみましょう。
明らかな詐欺である場合は、訴訟を起こすことも可能だと思いますが、実は、そこにかかる費用を考えると…さらなる負担があることを覚悟しなくてはなりません。
世の中のみなさんは、簡単に「訴訟する」と、口に出したりしますが、実際は、返金請求したい額を訴訟費用の方が上回り、取り分が少なくなることもありますので、残念ながら、得策とは言いにくいです。
未成年の子供が親に内緒で課金をしていたら「取消し」できるのか?
子供の課金トラブルとして、ファミリーグループを組んでいたりすると、子供自身が勝手に課金できてしまうという仕組みがスマホには存在します。
ファミリーの仕組みには、ホストになる親のクレジットカード情報が登録されていれば、子に該当する端末では、簡単に課金が行えてしまいます。
よって、思わぬ課金を勝手に子供にされてしまうというトラブルが後を絶ちません。
お子さんが課金してしまったゲームの事業者への問い合わせ方を調べて、問い合わせてみましょう。
ただ、論点は、
その課金したアカウントが誰のものであるのかが問われます。
親のアカウントであった場合は、取消が認められない可能性が高いです。
子供が課金をしたという証明をすることが難しいケースが多く、取消が認められないケースもあるようです。
こういった場合には、お住まいの地域にいる弁護士でも、インターネットに詳しい弁護士を探してみる方がいいでしょう。
♦それぞれの弁護士には、注力分野(得意分野)がありますので、あなたのご相談に合った弁護士をお尋ねください。
ただし、弁護士に依頼すれば、どんな案件でも費用が発生するため、そこも合わせてご検討ください。
<弁護士を使わず個人で動く方法>
子供の課金トラブルについても、国民生活センターで解説が載っていますので、参考にしてください。
廃課金者が陥りやすい状況
課金にのめり込んでしまった場合、主に2つの方法で課金を繰り返してしまうと思います。
- クレジットカードを限度額まで使う
- キャッシングを利用して課金をする
今は、便利な時代ですから、ネットの課金に関しては、クレジットカードだけではなく、電子マネーカードを購入することができますね。
クレジットカードが例え限度額に達してしまったとしても、キャッシングを利用して現金を手に入れれば、コンビニで電子マネーカードを購入することができてしまいます。
よって、課金は継続できますが、借金まみれの状況が完成してしまいます。
食べること、生活することに支障が起きても、そこに注ぎ込んでしまったものへの熱が冷めるか、本当のお金の工面の限界に来ないと気づけないこともあると思います。
ただ、これを読むあなたが、そろそろ危ないと思っているのなら、一刻も早く弁護士に相談して欲しいのです。
どんなに借金まみれでお困りだったとしても、どれだけ依頼費用が安い弁護士だったとしても、借金まみれの状況を改善するためには、債務整理に伴う費用が発生します。
その費用も工面できない…
そうなってしまったら、本当にどうすることもできなくなります。
無職でも、低収入でも大丈夫です。
一刻も早く、課金しすぎて支払いに困っていると思ったら、弁護士にご相談ください。
あなたの状況によっては、法テラスを使えることもあります。
ネットゲーム・アプリの課金でできた借金を債務整理するにはどうするべきか?
返還請求や取消が認められなかったお金は、支払うしか道がありません。
あなたの収入や貯金からそのお金が支払えるのであれば、残念ながら頑張って支払ってくださいとしか言えません。
「なぜ、そんな金額を投入したんだ?」と、自分を問い詰めている暇はありません。
返済期日に支払えなければ、債権者となるカード会社などは、あなたに督促をします。
この督促を放置していれば、事態は深刻化し、いずれ裁判所からの手紙が家に届くことも十分考えられます。
<参考記事>
→支払督促の流れ|支払ってくれない滞納者に強制執行を目指す手段!
どこまでいっても、借りたものに該当してしまえば、返す義務がありますから、債権者から当然のように返済を迫られることになります。
額が大きくなると、返済を迫られても、支払うことができなくなってしまいます。
実際、課金でできた借金は、ジャンルを絞ると
「浪費が原因の借金」ということになります。
残念ながら…
浪費が原因の借金は、自己破産は難しい場合があります。
自己破産は、「誰でも借金を帳消しにします」なんて甘い制度ではありません。
それ改善の見込みあるの?ちょっと認められないなぁ
と、裁判所に言われてしまえば、それまでです。
自己破産が失敗に終わる可能性も秘めています。
自己破産は、あなたの状況次第で選択できないわけではありません。
もう二度と課金はしない。
心を入れ替えて頑張る。
その固い決意があれば、自己破産も可能です。
・任意整理
→将来利息のカット
・個人再生
→借金総額を大幅にカット
・自己破産
→借金を帳消しに
あなたの状況に合わせて、ベストな選択を一緒に考えるのが、債務整理に注力している弁護士の仕事です。
例えば、任意整理(利息をカットし、元金だけを3~5年で弁済するもの)を考えようと思っても、金額が大きければ、まず3~5年で弁済することは難しいとなりますし、短期間で借り入れてしまった場合は、債権者も和解に応じてくれないケースも出てくる可能性が高いです。
任意整理では難しい場合には、次に個人再生という手続きを考えます。
個人再生は、借金総額を大幅に減額することができますし、自己破産のように借金の原因がネックになって手続きが難しいということはありません。
しかし、自己破産と違い借金が帳消しになるわけではないので、あなたが支払っていくことができるかは、課題として残ります。
例えば、総額800万円の借金を個人再生で考えると…
最低弁済額は160万円です。
3~5年で弁済計画を立てます。
3年の場合は、毎月44,444円~
5年の場合は、毎月26,666円~
このような形で返済していくことになっています。
~の部分に含まれるのは、あなたの財産状況によって、清算価値として評価できるものがあれば、弁済額が変わるので、評価財産がない場合の金額をご紹介しています。
簡単にどんなことができるかをご説明しました。
あなたの状況によっては、自己破産も任意整理も可能である場合もあると思いますので、弁護士と一緒に方針を決めていきましょう。
【まとめ】アプリ課金は解決策が難しい場合があることを理解しておこう!
国民生活センターに相談することで解決できればいいのですが、単に借金としてしか残らない場合の選択肢は2つです。
2.支払えない場合には債務整理を検討する
あなたの生活の状況で判断してください。
債権者が提示する金額(分割を含む)ものが、捻出できない時には、別の貸金業者や銀行などから借入をすることを考えるのではなく、その問題となっている借金を債務整理して解決させることを考えてください。
払えないから、別の金融会社から借りることをしていると、気づくと多重債務者になってしまいます。
事態が深刻化する前に弁護士に相談してください。
僕の力で解決できることは、自分事のように捉えることをモットーとしています。
当事務所、アーク法律事務所へのご相談は来所が必要です。
場所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
面談時間は、平日10時より行っています。
平日夜間・土日にも対応しています。
ご相談料は不要です。
何度ご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談も無料です。
安心してご相談にお越しください。
<債務整理をお考えの方へ>
債務整理とは何のこと?わかりやすく図解を使って説明します! |
【債務整理】弁護士と司法書士の違いや費用について |
債務整理|弁護士の選び方「3つの失敗しない重要ポイント」 |
弁護士費用の比較|債務整理の費用の相場はどのくらい? |
債務整理の相談時に必要なものは?弁護士が1番教えて欲しいこととは… |
債務整理のおすすめの手続きは?自分に合う方法の選び方 |
自己破産・個人再生|弁護士に相談前の事前準備・知識について |
<債務整理の注意点>
借金バレたくない!家族に言えないから無理な任意整理を選択してしまう |
任意整理ができない4つのパターンと難しい3つのケース |
個人再生が選択できないケースとは?意外な4つの落とし穴 |
自己破産ができない理由と条件があるので知っておいてください |
借金(ローン)返済途中に債務整理すると契約や商品はどうなる? |