自転車操業とは、個人の財務状況において、収入が支出をわずかに上回るか、収入がその時点の支払いにしか充てられないため、常に新たな収入を得続けなければならない状態を指します。収入が途絶えるとすぐに生活が立ち行かなくなるため、まるで自転車が止まると倒れてしまうような不安定な状態です。
このような状況が続くと、最終的には借金が増えたり、生活が困窮したりするリスクが高まります。
この自転車操業の状態を超えて、どこからも借入ができない、クレジットカードも利用額一杯になってしまったとき、生活の破綻を迎えます。
そして、自転車操業の状態にあるということは、複数の借金を抱えており、多重債務状態になっていることを意味していると思います。
この状態から、どのように抜け出していけばよいのかを一緒に考えていきましょう。
自転車操業が危険だと言われる理由
自転車操業は、資金繰りが不安定で借金が増加しやすく、精神的ストレスを引き起こし、長期的な計画が困難になるため、個人の財務状況や生活を危険にさらす状態です。
この状態が続くと、どこからも借入ができない事態になってしまったり、予期せぬ支出への対応ができなくなるため、早期の改善が必要となります。
例えば、限度額までクレジットカードを利用してしまえば、今までできていた生活の補填ができなくなってしまいます。
毎月の返済額も増えてしまい、返済が遅れれば、信用情報機関に事故情報として登録されることもあります。
また、総量規制といって、貸金業者は、原則、債務者の税込年収の3分の1を超えて貸してはならないというルールがあり、それは、貸金業者全体で守るように規制されています。
あなたが、総量規制に抵触する事態になれば、貸金業者は、融資を断ります。
これらのことが、いつ起きてもおかしくない状態が、自転車操業であり、それが危険だと言われる理由です。
自力で自転車操業から脱出する方法
まず、自分の収入と支出をすべてメモしましょう。この時、日付まで具体的に書くことがポイントです。
- 家賃(住宅ローン)
- 水光熱費
- 通信費
- 保険
- 車のローン
- ガソリン代
- 食費
- 日用品費
- 教育費
- 交通費
- 医療費など
毎月、必要な支出分だけでも、結構な項目があります。
その上で借金の支出を出しましょう。
羅列することで、自分がどれだけの債権者を抱えているのか、多重債務者であるという認識も生まれると思います。
借金問題を解決するためには、まず、自分の状態を正しく把握することにあります。
- クレジットカードの支払
- キャッシングの支払
- その他の支払
これらの合計は、あなたの収入と見比べるといかがでしょうか。
収入をすでに支出が上回っている場合には、自力返済を考えるのは難しいかもしれません。弁護士の無料相談を受けることで、生活再建の選択肢が見つかります。
支出より収入の方が上回っている場合には、生活の見直しを行ってみましょう。
- 減らせる支出があるかを検討する
- 収入を増やせるかを検討する
- おまとめローンで対応できるか検討する
おまとめローンを考える場合には、注意点をまとめた記事があるので参照してください。
おまとめローン・フリーローンのデメリットと返済不能時の対処法
この3つの手立てを使って、自力で生活再建までの計画が立てられるのであれば、自力で頑張ってみましょう。
しかし、すでに支払日に遅れが生じるしょうな状態であるのなら、それは、生活破綻までのサインです。
自力返済が難しい時には債務整理を検討しましょう
自転車操業、多重債務状態にある場合には、いつ生活が破綻してもおかしくない状態です。
債権者がカードの更新拒否をしたり、総量規制に達したり、限度額まで利用してしまった時には、たちまち金策ができなくなります。
金策ができなくなった時点で、自転車操業が成立しなくなり、支払いを滞納するしか道がなくなります。
支払いを滞納しても、最終的には、給料や口座の差押えが待っているだけで、利息や遅延損害金も加算されて、借金総額も増額してしまいます。
つまり、何一つ良いことなどありません。
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借金でどうにもならないと思ったとき、多くの方は、自己破産を想像するかもしれません。
実際は、借金問題を解決する方法は、自己破産だけではありません。
将来利息のカットをすれば、生活が回る場合には、任意整理で対応できます。
住宅ローンを抱えている場合には、安定した収入と要件を満たしていれば、個人再生を選択することで、住宅ローンは残せて、借金総額を大幅に減額することもできます。
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