こんにちは!アーク法律事務所の弁護士、鬼頭です。
「任意整理」って言葉は聞いたことがあるけど、実際どんな手続きか、どんなことに気を付ければいいのか、よくわからないって方も多いんじゃないでしょうか?
特に、これから任意整理を考えている方にとっては、
「失敗したらどうしよう…」
という不安が大きいと思います。
そこで今日は、任意整理でよくある失敗例とその解決策について、わかりやすくお話していきますね。
この記事を読めば、任意整理への不安を解消して、あなたに合った最適な選択ができるようになるはずです。
任意整理ってどんな手続き?
任意整理とは、将来利息を最大で全額カットできる手続きであり、元本を減額することはできません。
将来利息を減らすこと、返済期間を延ばすことで、毎月の返済額を無理のない範囲に調整する手続きです。
裁判所を通さずに、債権者(お金を貸している会社)と直接交渉するので、比較的簡単に手続きを進めることができます。
ただし、任意整理はあくまで債務整理の一つの方法です。
借金の状況によっては、任意整理よりも個人再生や自己破産といった別の方法が適している場合もあります。
任意整理の注意点
最近の債権者の傾向を見ていると、頭金・利息・期間の短縮を和解条件にする債権者が増えました。
つまり、債権者の傾向を知らない弁護士や司法書士に相談してしまうと、思わぬ結果を招くことがあります。
任意整理のメリット
借金の額が比較的多くない方に向いてます。
■債権者を選べる
同一の保証会社の場合は、両方手続きが必要になるケースもあります。
例)バンクイックとアコムなど
■弁護士や司法書士に依頼するだけで、手続きが完了する
■短期間(約3ヶ月ほど)で、手続きが完了する
任意整理のデメリット
■高額な借金だと生活が楽にならない
■できることは「利息のカット」のみ
■債権者によっては、頭金・利息・期間の短縮などの条件が付けられてしまう
■債権者によっては、任意整理に応じてもらえない
任意整理の失敗例と解決策
ここからは、実際にあった任意整理の失敗例とその解決策を見ていきましょう。
相談してみたら任意整理ができないと言われたけど、どうして?
弁護士や司法書士に相談した結果、任意整理ができないと言われた場合、考えられる理由としては以下の2つがあります。
債権者が和解交渉に応じてくれない
債権者の中には、和解交渉に一切応じない方針の会社もあります。
また、和解に応じる場合でも、厳しい条件を提示されることがあります。
任意整理以外の方法が適している
借金の額や返済状況によっては、任意整理よりも個人再生や自己破産の方が、借金問題を根本的に解決できる場合があります。
弁護士や司法書士は、あなたの状況に合わせて最適な方法を提案してくれます。
解決策
まずは、複数の弁護士や司法書士に相談してみることをお勧めします。
債権者との交渉力や、債務整理の経験豊富な専門家であれば、別の解決策を提案してくれるかもしれません。
当事務所の解決策
当事務所は、セカンドオピニオンのご相談も大歓迎です。
何度ご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談でも、無料で弁護士相談をお受けいただくことができます。
ただし、面談相談が必要なため、事務所にお越しいただかなくてはなりませんが、あなたがお困りの借金の解決策を一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。
任意整理をしたけれど、生活が楽になるどころか、前よりも苦しくなった
任意整理をしたのに、生活が楽にならないというケースも少なくありません。
その原因としては、以下の2つが考えられます。
毎月の返済額が増えた
任意整理では、借金の利息をカットできますが、返済期間が短縮されることがあります。
その結果、毎月の返済額がこれまでよりも増えてしまうことがあります。
弁護士費用や返済代行費用が高い
弁護士や司法書士に依頼する場合、依頼費用や返済代行費用がかかります。
これらの費用が、毎月の返済額を圧迫し、生活を苦しくしてしまうことがあります。
解決策
まずは、依頼した弁護士や司法書士に相談してみましょう。
また、債務整理に注力している別の弁護士や司法書士に相談することも検討してみましょう。
より良い解決策を提案してくれるかもしれません。
当事務所の解決策
当事務所では、面談相談を行い、ご相談者様の収支状況を伺ったうえで、任意整理が向いている手続きなのかを一緒に考えます。
任意整理をすることで好転する債権者、和解条件を付けてくる債権者の見立てを行い、適切な手続きのご案内をさせていただいております。
任意整理の費用は、1社18,000円で、返済代行は行っておりません。
ご相談者様の生活再建を願って、弁護士費用は低く設定しております。
任意整理をしても生活が楽にならない理由その2
任意整理をしても生活が楽にならない2つ目の原因には、任意整理をすることが不適切であるということです。
本来は、個人再生または自己破産をするべき状況にも関わらず、簡単な手続きである任意整理をお願いしてしまった。
または、経験の浅い弁護士や司法書士のアドバイス通りに任意整理を行ってしまったということもあるかもしれません。
当事務所の解決策
当事務所では、しっかりとご相談者様の経済状況の聞き取りをし、どの手続きが相応しいのかを長年の経験から助言しております。
ご相談者様の強いご要望が無い限り、任意整理が不適切である場合には、個人再生や自己破産の手続きの説明を丁寧にさせていただいております。
また、弁護士として、誠実に借金問題と向き合っているので、先入観で、個人再生や自己破産を拒絶せず、耳を貸していただけると、債務整理の失敗を避けることにも繋がります。
本当に自分に合った債務整理を選ぶことが大切
過大な債務整理も、過小な債務整理も適切だとは言えません。
あなたにあった適切な債務整理を助言してくれる弁護士に依頼することが失敗を避ける最大の秘訣です。
ぶっちゃけて言えば、どの債務整理をしたとしても、信用情報機関に事故情報と載るのは変わりません。
期間の長短はありますが、同じ制限を受けるのであれば、あなたの生活が好転する選択肢を選ばなくては、その制限されている時間が無駄になってしまいます。
そして、任意整理をした後に、やっぱり、個人再生をすればよかった、自己破産をすればよかったと思った時には、任意整理の費用と個人再生費用、または自己破産費用の両方を支払わなければいけません。
借金で苦しんできたのに、無駄な費用まで捻出することがあっては、生活再建までの時間がさらに伸びてしまいますし、依頼したのに苦しい生活なんて、本末転倒です。
当事務所の費用について
当事務所では、
■任意整理の費用は、1社18,000円
■個人再生は、積立金×手続き期間
■自己破産は、一律24万円です。
すべての手続きには、税込、着手金、報酬金、実費などを含んでいるため、それ以上の弁護士費用がかかることはございません。
個人再生や自己破産では、裁判所から再生委員または破産管財人が選任された場合には、別途、裁判所に支払う予納金が必要です。
また、ほとんどの方は、分割で弁護士費用を支払っており、必要に応じて、法テラスへの申請も可能なため、経済的に不安な方にも安心して、ご相談いただけるように配慮しております。
まとめ|任意整理で失敗しないために
この記事では、任意整理でよくある失敗例とその対策について解説しました。
任意整理は、借金問題を解決するための有効な手段ですが、注意すべき点もいくつかあります。
- 債権者との交渉がうまくいかないケース
- 任意整理後の返済が苦しくなるケース
- 任意整理が不適切なケース
これらの失敗例を踏まえ、以下の点に注意することが大切です。
- 複数の専門家(弁護士・司法書士)に相談し、セカンドオピニオンも検討する
- 自分の状況に合った債務整理方法を選ぶ
- 費用面も考慮し、無理のない返済計画を立てる
- 債権者の傾向や和解条件を把握している専門家に依頼する
任意整理は、専門家のサポートを受けることで、成功の可能性を高めることができます。
借金問題で悩んでいる方は、まずは弁護士や司法書士に相談してみましょう。
アーク法律事務所では、借金問題に悩む皆様のサポートを全力でさせていただきます。
まずは、お気軽にご相談ください。
弁護士と司法書士、どちらに相談すればいいの?
借金問題の相談は、弁護士と司法書士のどちらでも受け付けていますが、それぞれに得意分野や扱える案件に違いがあります。
司法書士は、140万円以下の借金問題や、簡易な手続きを扱うことが得意です。
しかし、個人再生や自己破産のように裁判所を介する手続きを行う場合は、弁護士に依頼した方がいいかもしれません。
司法書士に依頼した場合、司法書士は代理人として裁判所への手続きを行うことができません。
そのため、裁判所への手続きはご自身で行わなければなりません。
また、司法書士に依頼した場合でも、裁判所にかかる予納金が発生します。
この予納金は、弁護士に依頼した場合よりも高額になる可能性があり、司法書士の依頼費用が安くても、予納金を含めた総費用は弁護士に依頼した方が安くなるケースもあります。
ご自身で手続きを行うことに不安がある方や、手続きをスムーズに進めたい方は、代理人として手続きを代行できる弁護士に依頼することをお勧めします。
アーク法律事務所では、弁護士が直接対応し、あらゆる債務整理手続きをサポートいたしますので、安心してご相談ください。
アーク法律事務所のサポート
アーク法律事務所は、借金問題に悩むあなたを、心からサポートしたいと考えています。
無料相談
どんなご相談でも、何度でも無料です。借金問題はもちろん、それ以外のことでも、お気軽にご相談ください。
親身な対応
経験豊富な弁護士が、あなたの状況やお気持ちに寄り添い、親身になって対応いたします。
柔軟な相談時間
平日夜間や土日祝日でも、ご相談いただけます。
明瞭な費用
弁護士費用は、事前に明確にご説明いたします。
任意整理:1社につき18,000円(税込)
個人再生:積立金×手続き期間(最低積立額は4万円から)
自己破産:24万円(税込)
すべて、着手金や報酬金、実費、手数料込の費用設定で、追加料金などはかかりません。
分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
法テラスの利用も可能です。
専属事務員によるサポート
弁護士だけでなく、専属の事務員が手続きをサポートいたしますので、安心して手続きを進めることができます。
プライバシー厳守
ご相談内容はもちろん、個人情報についても厳重に管理いたします。
即日対応
ご依頼いただいた場合は、すぐに受任通知を発送いたしますので、借金の督促や取立てをすぐに止めることができます。
【当事務所の無料相談の流れ】
当事務所、アーク法律事務所では、日弁連の規定を守り、面談相談のみの取り扱いとさせていただいております。
場所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
面談時間は、平日10時より行っています。
平日夜間・土日のご相談も可能ですので、ご希望の日時をお知らせください。
ご相談料は不要です。
何度でもご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談でも無料です。
納得できる答えが見つかるまで、何度でもご利用ください。
一緒に明るい未来を見つけましょう。
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