借金地獄とは、借りたお金が返せなくなって、利息がどんどん増えていく状態のことを指します。
このような状況になると、生活が苦しくなり、心身の健康にも影響が出ます。
また、
借金の返済はもう無理だ!
そう感じる気持ちも同時に湧きますよね。
借金地獄から抜け出すにはどうすればいいのか?
借金の返済がもう無理だと感じた時にはどうするべきなのか?
借金生活から抜け出す方法を教えてくれる人は、なかなか身近にはいないことだと思います。
そればかりか、今のあなたの苦しみを吐き出せる相手もいないかもしれません。
借金問題は、誰にも言えず、助けを求めることもできないまま、返済や取り立てに苦しみ、事態を深刻化させてしまうケースが後を絶ちません。
この記事を書いている僕は、名古屋でアーク法律事務所を運営している弁護士の鬼頭と言います。
これから借金の返済がもう無理だと感じた時に考えてほしい5つのことをお伝えします。
2.毎月いくらずつ返さなければいけないか
3.そのうち、利息がどれだけ含まれているか
4.返済期限はいつまでか
5.これらの借金は、今の収入から支払える範囲か
一緒に今の苦しさから立ち上がるためにどうしていけばいいのかを考えていきましょう。
「借金の返済がもう無理」となる理由
好きで借金地獄に陥る方はいません。
あの日の選択を後悔する気持ちで一杯になることもあると思います。
まず、借金問題を解決するためには、〝原因の把握〟が必要になります。
あなたの味方になれる弁護士であっても、あなたの状況を知らずして味方になることはできません。
弁護士は、あなたを責めることはありません。守秘義務もあって、あなたの情報を外部に漏らすこともありません。
どうぞ安心してくださいね。
それでは、借金地獄に陥ってしまった原因を一緒に見つめてみましょう。
借金をする主な理由
- 生活費の不足
- 車・住宅の購入、リフォーム
- 買い物
- 遊興費・交際費・趣味
- ギャンブル・投資
- 他の借金を返すための補填
- 一時的な支出の補填
- 学費
借金をする理由としては、上記のものが挙げられます。
車や住宅ローンや学費は、多くの人が抱えているものですが、注目したいのは、俗に言う浪費(ギャンブル・投資・買い物など)とは別で、生活費の工面や一時的な支出(冠婚葬祭など)のお金に困っている人が多く、それが借金地獄の原因になっていることです。
主な借入先
- 消費者金融
- 銀行
- 家族・親戚
- 日本学生支援機構
- 友人・恋人・同僚
- その他
困っているお金をどこから工面しているのかを考えてみると、消費者金融が圧倒的に多く、次いで銀行となっているのが現代のお金の借り方です。
一昔前は、親からお金を借りる時代でしたが、今は、簡単な審査でクレジットカードが作れたり、消費者金融でキャッシングの利用もできます。
誰かに頭下げて借りるよりも、気軽に借りることができることに比例して、次から次へと借りやすいということも窺えます。
借金の返済が苦しくなる5つの理由
- 生活費や欲に負けて、無計画に借金してしまう
- ギャンブルや投資などで一攫千金を狙って借金してしまう
- 病気やケガなどで収入が減ってしまい、借金してしまう
- 当初の計画や予定が狂って、ローン地獄に陥ってしまう
- 借金をしているという認識が薄い
①生活費や欲に負けて無計画に借金をすることは、最も多い理由だと思います。
特にクレジットカードやキャッシングなどの簡単にお金を借りられる方法は、気づかないうちに多額の借金をしてしまうことがあります。
当初は、一時しのぎのつもりだったとしても、気づけば、返済に苦しむ生活になっていることも少なくありません。
②ギャンブルや投資は、確実に儲かるものではありません。
むしろ、損失を出す可能性が高いものであることを忘れてしまい「次こそは!」とのめり込んでお金を使ってしまい、借金地獄に陥るケースが後を絶ちません。
③病気や事故などで収入が減ってしまい、借金をすることは仕方のない理由だと思います。
しかし、この場合でも、返すあてがなかったり、返すあてが外れてしまうこともあります。無理な借金をしたつもりがないのに返済に苦しんでしまったり、借りたけど、やっぱり返済ができなかったと後悔してしまうケースも後を絶ちません。
④住宅ローンをや車のローンなど、当初に返済していけるだろうと思った予定が狂ってしまうことがあります。
その理由の多くは、結婚をして子供が生まれたことで、収入が減ってしまうことをはじめ、ローンの契約当初と状況が変わってしまうことや思いのほか、別のことにお金が必要で返済するお金の工面が難しくなってしまうケースです。
⑤借金をしている感覚が必ずしも債務者にはあると言い切れない問題があります。
例えば、クレジットカードでの買い物は、目に見えてお金が動きません。それによって、借金をしているという感覚が薄くなりがちです。
また、クレジットカードの存在自体が借金であるという認識を持っていないケースもあります。
借金の返済ができなくなる人の例
収入が少なくて、支出が多いケース。
例えば、給料は15万円、車、保険、携帯、奨学金の支払いをすると残りが5万円ほどになって、手持ちが足りなくて借金をしてしまう。
収入が少ない状況でのやりくりは、悪循環を招いてしまうことがあります。
少ない中で運用しなければと思っていても、欲に勝てなかったり、お金を増やすためにギャンブル・投資をしようとしたり、人からの誘いが断れないなど、日常の誘惑はたくさんあります。
貯金もできないような状況なので、冠婚葬祭などのイベントが起きれば、手持ちのお金では運用ができないので、キャッシングなどを利用して借金が膨れ上がり、支払いにも困ることになります。
収入が多いのに借金が多い。
収入が多くても、住宅ローンや車のローンを抱え、さらにクレジットカードでの買い物を繰り返して、リボ地獄へと陥ってしまうケースなど。
収入があるから大丈夫と使っていると、いつの間にか毎月の支払額が増えてしまうことがある。
収入が多く、そこに安心して生活をしていると、思わぬ金銭状況に陥っていくことがあります。
お金があるから、来月1万円返せばいいし…と、安易にクレジットカードを利用して、気づくと大きな請求額へと膨れ上がってしまうことがあります。
当初の予定が違ってしまうケース。
住宅ローンを組んだ時、夫婦共働きの収入をベースに契約しがちです。
後に子供が生まれたりすると、収入や支出の変動が起きて、借金せざるを得ない状況に陥ってしまうケースがあります。
順調に生活していけると思っていたある日、家族が増えることで、収入が減り、これまでの生活通りにいかなくなります。
その補填へとクレジットカードやキャッシングを利用しないと生活ができないようになるという悪循環を起こすことがあります。
次に、返済がもう無理だと感じる時についてお話します。
借金の返済がもう無理だと感じる時
借金の返済がもう無理だと感じている状況だと思います。
あなたの中で、以下のものがいくつ当てはまるでしょうか?
♦借金の利息が膨らんでいる
♦借金の催促や取り立てが激しくなっている
♦借金のせいで家族や友人との関係が悪化している
♦返しても残高が減らない
♦借金のせいで生活費や必要な支出が捻出できない
♦借金のせいで精神的に不安定になっている
これらの状況に陥ると、借金を返すことが不可能だと思ってしまいがちです。
しかし、そう思ってしまうと…ますます借金に苦しむことになります。
借金がもう無理だと感じる時こそ、冷静になって対処する必要があります。
具体的にどうすればいいか?5つのやるべきこと
借金地獄だと感じたり、借金の返済がもう無理だと感じた時には、あなたに5つのやるべきことがあります。
借金が多すぎていること、自分の返済能力を超えていることに気づいていないかもしれません。
一緒に見ていきましょう。
2.毎月いくらずつ返さなければいけないか
3.そのうち、利息がどれだけ含まれているか
4.返済期限はいつまでか
5.これらの借金は、今の収入から支払える範囲か
どうでしょうか?
1~5のあなたの答えは、どうでしたか?
現状の把握や整理ができたでしょうか?
もしも、あなたの収入で支払える範囲を超えてしまっているのなら、〝債務整理〟という法的手段を使って、生活再建へとコマを進めることを真剣に考えてください。
なぜなら、今は、返済地獄を感じていても、お金を工面することができているかもしれません。
しかし、いずれ、どこからも借入ができなくなる日が来ます。
仮に滞納状態が続けば、信用情報にも事故情報が登録されて、他で借金をすることもできなくなってしまいます。
それだけでなく、滞納したまま放置している場合には、いずれ裁判所から手紙が届き、給与や口座などの差押えにまで発展してしまうこともあります。
そうなれば、今よりも、もっと困ることになります。
債務整理で毎月の返済額を減らす又は免除することが可能
債務整理とは、借金問題を解決する方法のことを指します。
毎月の支払額を減らすことや免除することができれば、未来への希望も湧いてきますよね。
弁護士に相談しなくてはいけないということは、大きなハードルに感じるかもしれませんが、今の苦しい現実を変えるためには、弁護士を頼ってください。
あなたを救うための手立てを考えるのが弁護士の仕事です。
当事務所では、他の法律事務所よりも格安の手続き費用を実現させています。
それは、あなたの生活再建を応援する法律事務所だからです。
※当事務所、アーク法律事務所からご提案できる方法は以下の3つあります。
ただし、当事務所(名古屋)に来られる方にしか手続きができませんことをご了承ください。
借金問題の解決方法とは
今後発生する将来利息をカットし、元金だけを3~5年で返済する方法です。
返済の半分は利息とも言われています。
1社18,000円(税込)
借金総額を大幅にカット(5分の1~10分の1に)3~5年で返済する方法です。
任意整理ではまだ返済が難しい場合に検討します。
安定した収入が条件となりますが、住宅ローンを残すこともできるため、メリットの高い手続きです。
目安30万円
積立金×手続き期間=弁護士費用
借金そのものを帳消しにする手続きです。
任意整理・個人再生では支払っていけない状況の場合に考えます。
収入要件を満たしている場合は、法律事務所から法テラスへ申請をすることもできます。
24万円(税込)
※管財事件として扱われる場合、裁判所に支払う予納金が別途20~40万円かかります。
詳しくは各お手続きをタップしてご覧ください。
まとめ|借金と本当に無縁になるために必要なこと
実は、債務整理をするだけでは、借金と無縁になることはできません。
債務整理をすることで実現できるのは、あなたの現生活状況の改善をすることだけです。
あなたが、借金と本当に無縁になるためには、少しの努力が必要になります。
- 得た収入で生活をすること
- 無駄遣いをしないこと
- 安易にお金を借りないこと
- 安易にお金を増やそうとしないこと(ギャンブル・投資など)
こういったことを忘れないでいてください。
アーク法律事務所では、常時、無料相談を行っています。
ご相談には来所が必要です。
アーク法律事務所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。
地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。
面談時間は、平日10時より行っています。
平日夜間・土日にも対応しています。
何度ご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談も無料です。
これ以上一人で抱え込まず、弁護士に打ち明けてみませんか?
あなたからのご連絡お待ちしております。
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