【弁護士解説】債務整理後の生活はどうなる?再出発のための完全ガイド

「借金が膨らんで、もうどうにもならない…」

そう悩んで、債務整理を考えているあなた。でも、債務整理後の生活って、どんな風になるんだろう?

 

「クレジットカードはもう使えないの?」

「周りにバレる?」

「生活していけるのかな…」

不安でいっぱいですよね。

 

こんにちは。名古屋のアーク法律事務所で弁護士をしている鬼頭です。

私も、借金で苦しんでいるたくさんの人たちを見てきました。だから、あなたの不安な気持ち、すごくよくわかります。

この記事では、債務整理後の生活について、あなたの不安が少しでも軽くなるように、わかりやすくお話していきますね。

 

待ったなし!借金生活の危険信号

債務整理を最後までしたくないと、ギリギリの生活、自転車操業状態を過ごしてしまう方が大変多いです。

裁判所からの通知を受け取って、初めて事の重大さに気づく方もいます。

 

足りない生活費をクレジットカードやキャッシングで穴埋めしている場合には、生活の破綻までカウントダウンされていると思って欲しいです。

 

なぜなら、あなたのクレジットカードやキャッシングの枠には、利用限度額が設定されており、その利用枠の限度額へと向かっているからです。

 

1枚のカードが利用限度額を迎えると、次のクレジットカードやキャッシングを利用し、どんどん多重債務状態になっていきますが、それでも同じです。

あなたに与えられた利用限度額は、すでに減っています。

 

返済のためにどこかから借りる。 そのために足りなくなったお金を別のカードで埋める。

これは、いつか終わりが来てしまう生活です。

 

きっと、債務整理に対する抵抗を感じ、どうにかしようと必死の末の今だと思います。

でも、最終的には、給料や口座を差し押さえられて、本当に行き詰まる日を迎えてしまうかもしれません。

そうなる前に、一緒に債務整理を検討していきましょう。

 

債務整理の種類とそれぞれの後の生活

債務整理には、大きく分けて3つの方法があります。

任意整理
将来利息をカットすることで、毎月の返済額を無理のない範囲に抑える方法です。

個人再生
裁判所に申し立て、借金を大幅に減額してもらう方法です。住宅ローンを除いた借金総額を1/5~1/10へと大幅に圧縮できます。住宅ローンを残したまま、借金を減額できる場合があります。

自己破産
裁判所に申し立て、借金そのものを帳消しにする方法です。生活に必要な家財道具や最低限の財産は残すことができます。

 

どの方法を選ぶかによって、その後の生活も変わってきます。

債務整理を行うと、どの方法を選択しても信用情報機関に情報が登録されます。そのため、一定期間クレジットカードやローンなどの利用が制限されます。

いわゆる「ブラックリスト」に載る、というものです。

 

任意整理の場合、整理対象としなかったクレジットカードは、途上与信が行われるタイミングまでは利用できることがあります。

途上与信とは、クレジットカード会社などが、それぞれのタイミングで信用情報を確認することです。いつまでクレジットカードが使えるかは、それぞれの会社によって異なります。

でも、怖がらなくて大丈夫。これは、あくまで一時的なものです。

 

保証人について

債務整理を行うことで、あなたの借金の保証人になっている人がいる場合は、一括返済を求められる可能性があり、迷惑をかける可能性があります。

よって、保証人の方がいる場合には、あなたが債務整理を行うことを正直に話した方が、後のトラブルを回避することにも繋がるため、話すことが大切です。

また、保証人の方も、あなたの借金の支払いに困る場合には、同じように債務整理を検討してもらってください。

保証人の方も同時に債務整理を行うことは、よくあるケースの1つです。

 

債務整理のメリット・デメリット

債務整理のメリット

■借金返済の負担を軽減できる

■精神的な負担を軽減できる

■督促が止まる

 

債務整理のデメリット

■ブラックリストに登録される:一定期間、クレジットカードやローンが利用できなくなります。

■財産を処分しなければならない場合がある

■手続きに費用と時間がかかる

 

次に、各手続きのメリットとデメリットをご紹介します。

 

任意整理

弁護士や司法書士が債権者と交渉し、将来の利息をカットしたり、返済期間を延長したりすることで、毎月の返済額を減らす手続きです。
裁判所を通さないため、比較的短期間で手続きが完了するのが特徴です。

メリット

借金の額が比較的多くない方に向いてます。

■債権者を選べる
同一の保証会社の場合は、両方手続きが必要になるケースもあります。
例)バンクイックとアコムなど

■弁護士や司法書士に依頼するだけで、手続きが完了する

■短期間(約3ヶ月ほど)で、手続きが完了する

デメリット

■高額な借金だと生活が楽にならない

■できることは「利息のカット」のみ

■債権者によっては、頭金・利息・期間の短縮などの条件が付けられてしまう

■債権者によっては、任意整理に応じてもらえない

 

弁護士 鬼頭
債務整理について経験の浅い弁護士や司法書士に依頼すると、債権者の意向を把握できておらず、デメリットばかりで効果がない場合もあるため、債務整理の経験値は重要です。

 

個人再生

裁判所を通して、借金を大幅に減額し、原則3年間で返済していく手続きです。
住宅ローンがある場合は、住宅を手放さずに済む可能性があります。

メリット

借金総額は、住宅ローンを除いて、300万円以上ある方に向いています。

■住宅ローンを維持できる可能性がある

■自己破産と違って、財産を実際に処分しない

■住宅ローンを除いた借金総額を1/5~1/10へと圧縮できる

■自己破産のように資格制限がない

デメリット

■裁判所に申立てが必要で、時間がかかる(7~8ヶ月)

■財産がたくさんあると減額率に影響する

■安定した職に就いていないと手続きができない(専業主婦(主夫)、無職は不可)

■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外

 

弁護士 鬼頭
「安定した収入がある」ということが条件となる手続きのため、弁護士と要相談ください。

 

自己破産

裁判所を通して、借金をゼロにする手続きです。
借金の返済能力がないと認められれば、借金の支払義務が免除されます。

メリット

■借金を帳消しにできる

■生活再建が可能

■最大99万円までの財産を残せる

■無職でも手続きが可能

デメリット

■プラスの財産を処分される可能性がある

■保険外交員、警備員、士業などに就いていると手続きができない

■税金・年金・保険料・養育費・損害賠償金は対象外

 

弁護士 鬼頭
何もかも失う手続きと思われがちですが、最大99万円までの財産を残せるというメリットもあるため、弁護士に直接お尋ねください。

 

どの手続きが適切かは、あなたの状況によって異なります。
アーク法律事務所では、あなたの状況を詳しくお伺いし、最適な解決策をご提案させていただきます。

 

債務整理後の生活で気をつけるべきこと

債務整理後の生活で大切なことをお話します。

 

信用情報の回復

信用情報は、時間が経てば回復します。

  • 任意整理は、完済から5年
  • 個人再生は、完済から5年
  • 自己破産は、手続き開始から7年

 

クレジットカードが使えなくなることで、生活に不安を抱くかもしれませんが、デビットカード、電子マネー、ETCパーソナルカードなどを利用すれば、これまでと同じ生活環境で暮らすことができます。クレジットカードやローンの利用は、しばらくの間控え、現金での生活に慣れるようにしましょう。

 

家計管理

借金の原因をしっかりと見直し、家計簿をつけるなどして、お金の流れを把握することが大切です。

債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報と登録されてしまうため、この期間に新規借入やローン契約を行うことができません。

お金の流れを把握していないと、予期せぬ金銭苦に陥り、どこからも借りられず困ることになるので、お気を付けください。

 

住宅ローン・自動車ローンへの影響

住宅ローンや自動車ローンも、一定期間利用することができません。

ただし、これはあくまで信用情報機関の情報に基づくものであり、現金での購入や、一定期間後に再度審査を受けることで、利用できる可能性もあります。

車に乗ることは制限されませんので、中古車を一括購入、または、第三者に購入してもらうことを考えましょう。

 

賃貸契約への影響

賃貸契約も、保証会社によっては審査が通らない場合があります。

しかし、連帯保証人を立てたり、保証人不要の物件を選ぶことで、契約できる可能性もあります。

不動産屋さんに話せば、ブラックリストに載っている方でも借りられる物件を案内してもらえます。

勇気はいりますが、相談してみましょう。

 

スマホの割賦契約への影響

スマホの割賦契約も、事故情報が登録されている期間は利用できません。

スマホ本体を一括で購入するか、中古のスマホを利用するなどの対策で乗り切りましょう。

 

保証人について

あなたが、債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報として登録されている期間に誰かの保証人になることができません。

心配の声が多く出るケースとしては、奨学金です。

しかし、現在は、機関保証というものが、奨学金だけに限らず、様々なローンのケースで使われるようになりました。

よって、機関保証を利用すれば、親が保証人にならなくとも、奨学金を借りることが可能です。

 

家族や周りの人に債務整理をした事がバレるか心配な人もいると思います。

任意整理は、裁判所を通さない手続きなので、比較的に周りにばれにくいです。

個人再生、自己破産は、官報に掲載されるため、見られた場合は債務整理をした事が分かります。

しかし、官報を普段から見ている人はほとんどいませんので、過度に心配する必要はありません。

 

それよりも、家族に隠して、また借金をしてしまう事の方が問題です。

勇気を出して、家族に相談する事で、最初は責められることもあるかもしれませんが、きっと協力してくれるはずです。

 

債務整理経験者の体験談やアドバイス

実際に債務整理を経験した人たちは、みんな口を揃えて「もっと早く相談すればよかった」と言います。

「最初は不安だったけど、弁護士さんに相談して、本当に心が軽くなった」

「家計を見直す良い機会になった」

「今は、借金のない生活を楽しんでいます」

あなたもきっと、そう思える日が来ます。

 

まとめ:前向きな未来へ向かって

債務整理は、決して終わりではありません。新たなスタートです。

借金という重荷を下ろし、あなたはきっと、もっと自由に、もっと自分らしく生きられるはずです。

一人で悩まず、まずは私たち専門家に相談してください。

あなたの再スタートを、全力でサポートします。

 

アーク法律事務所のサポート

アーク法律事務所は、借金問題に悩むあなたを、心からサポートしたいと考えています。


無料相談
どんなご相談でも、何度でも無料です。借金問題はもちろん、それ以外のことでも、お気軽にご相談ください。


親身な対応
経験豊富な弁護士が、あなたの状況やお気持ちに寄り添い、親身になって対応いたします。


柔軟な相談時間
平日夜間や土日祝日でも、ご相談いただけます。


明瞭な費用
弁護士費用は、事前に明確にご説明いたします。

任意整理:1社につき18,000円(税込)
個人再生:積立金×手続き期間(最低積立額は4万円から)
自己破産:24万円(税込)

すべて、着手金や報酬金、実費、手数料込の費用設定で、追加料金などはかかりません。

分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
法テラスの利用も可能です。


専属事務員によるサポート
弁護士だけでなく、専属の事務員が手続きをサポートいたしますので、安心して手続きを進めることができます。


プライバシー厳守
ご相談内容はもちろん、個人情報についても厳重に管理いたします。


即日対応
ご依頼いただいた場合は、すぐに受任通知を発送いたしますので、借金の督促や取立てをすぐに止めることができます。


 

【当事務所の無料相談の流れ】

当事務所、アーク法律事務所では、日弁連の規定を守り、面談相談のみの取り扱いとさせていただいております。

場所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。

地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。

 

面談時間は、平日10時より行っています。

平日夜間・土日のご相談も可能ですので、ご希望の日時をお知らせください。

 

ご相談料は不要です。

何度でもご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談でも無料です。

納得できる答えが見つかるまで、何度でもご利用ください。

一緒に明るい未来を見つけましょう。

 

 

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どんなご相談者様も
決して責めることはありません。

あなたの立場を理解し、
未来に向けた最適な解決策を
一緒に考えることをお約束します。


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