相談解決事例|自営業がうまくいかない場合の自己破産

どうしてか、一生懸命やっているのに上手くいかない。

結果が出ないという人がいます。

 

どんな人も夢や憧れを抱いて、人生のコマを進めていくものだと思いますが、その先が悪くなるとわかっていて進む人などいませんよね。

 

その選ぶ道には、何らかの希望があると信じて進んだ果てに、今の結果があります。

 

どうして?と思うことの連続が積み重なることもあります。

 

今日は、親の自営業を継いだEさんが、身内稼業で上手くいかず、新たに起業するものの上手くいかず、積もり積もった借金問題と向き合っていくために、離婚と破産を決意したお話です。

それでも前向きに生きると決めたEさんの事例をどうぞ。

 

 

【相談解決事例】借金が膨れ上がるまでの経過

 

今回の相談者は、Eさん(男性、40代)

 

親の自営業を手伝い、二代目として頑張っていこうと決意した過去。

 

それを支えてくれる妻にも出会い、2人の子宝にも恵まれ順風満帆に見えるのに、一体Eさんには、何が起きていったのでしょうか?

 

 

入り込めない身内稼業の人間関係に心は悲鳴を上げる

 

本当によく聞く話で、胸の痛いケースです。

 

身内稼業を継ぐ立場として生まれたEさんは、その期待を背負って、入社することを決めました。

 

ですが、親兄弟もその家業を共同で経営していたため、叔父からは疎まれることになります。

 

その風当たりは強く、いつしか、親子の間もすれ違いが増え、Eさんと身内の関係は悪くなっていきます。

 

何もかもが嫌がらせのように感じるようになり、Eさんの給料は、役員とは思えない給料、扱いは、他の従業員以下という現実から、心の元気もなくなり、うつ病と診断されてしまいます。

 

この頃から、足りない生活費をカードローンなどで補うようになり始めます。

 

 

心機一転!自営業の起業を始める

 

Eさんは、親の会社を継いでいくことに限界を感じ、絶縁覚悟で退社しました。

 

その後、自分で経験を活かして、起業しようと自営業を始めることを決めます。

 

そんな頃から、妻とも分かり合えないような関係があり、前向きに応援してくれるという感覚もなく、隙間風が吹き始めた夫婦関係でした。

 

ただ、それでも、Eさんは、家族のためにどうにかしなきゃ!弱い自分をどうにか立て直していかなきゃ!!と必死でした。

 

しかし、家族の理解を得られずスタートした自営は、ぎゃふんと言わせるどころか、業績が伸びず、2年経っても、見通しがきかないまま…起業に伴って負った借金も、自営業維持のために借りた借金も返す目処もなく、限界を迎えることになります。

 

これ以上、自営業を続けていく気力も無くなり、廃業を決意したEさんでした。

 

 

【相談解決事例】事業の失敗に潔く腹を決めた「自己破産」

 

Eさんは、相談に来る時点で「自己破産する」ということを決めていらっしゃっていました。

 

また、同時に、冷え切った家庭だったにも関わらず、Eさんが妻と子供を思いやる姿に胸を打たれました。

 

自分の状況を共に…とは言えない。

妻と子供には悪いが、離婚という形を取り、これ以上の迷惑をかけたくない。

 

そんな決意をEさんは見せてくださいました。

 

弁護士 鬼頭
相手を思うからこそ、離婚という道を選択せざるを得ないことに直面することは意外と多いです。
お金と夫婦関係のバランスは比例する部分があるのも事実です。

 

Eさんは、また、うつ病を再発して、崩れてしまいそうな自分を奮起させ、新しい自分の生き方として、寮付きの仕事を探し出し、養育費や慰謝料を少しずつでも支払っていきたいと涙ながらに話されました。

 

自分の身の振り方を決めてお越しだったため、方針を決めるにあたっても、負債総額などを考えても、破産が妥当と判断する内容でした。

 

自己破産の内訳
債務総額800万円
全免責確定裁判所への予納金20万円
弁護士依頼費用24万円
支出額44万円Eさんの残った財産
約50万円

 

自己破産の手続きは、プラスの財産も、マイナスの財産も帳消しにしてしまうものですが、何もかもなくなるのではなくて、自由財産として認められる範囲が99万円以下と決まっています。

 

Eさんは、財団に取られる財産を持っていませんでしたので、自由財産として認められたものが返されて終了しました。

 

 

 

【まとめ】債務整理は、再起するという気持ちがあってこそ意味を成す

 

再スタートを切ることを失敗して、再度、債務整理の依頼にいらっしゃる方も中にはいます。

 

借金が無くなってラッキーで終わるのではなく、そこから新しいスタートを切って生活していくんだという決意が持てることをいつも願っています。

頑張り直せる自分の姿は、自分が1番嬉しいことであると思います。

 

借金を苦にし始めると、ロクなことを考えなくなるのが人間です。

 

借金が支払えなくて困るのなら、何らかの債務整理の手続きをして、負担を軽くすることもできます。

 

あなたに合った方法を提案するのが、僕たち弁護士の仕事です。

 

 

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