消費者金融の名義貸し|代わりに借りても返済してもらえなかったら

「一生のお願い、私の代わりにお金を借りてくれない?返済は必ずするから!名義だけお願い」

 

こんなことを言われて、お金を代わりに借りてあげることを渋々了承した時、一体何が起こるのでしょうか?

 

泣き寝入りするしかないのかとパニックになる前に冷静にひとつずつ一緒に考えていきましょう。

 

そもそも、あなたが友人のために金融会社からお金を借りたということは、あなたにも、すでに借金がありませんか?
僕は、それが1番心配です。

 

あなたの名義で借りた借金は

あくまでも、

「あなたの借金」です。

 

また…

 

友人は

「あなたから借りたお金」に対して返済義務を負います。

 

弁護士 鬼頭
つまり、複雑な形で返済義務をそれぞれを負っている形になります。
あなたが借りたお金は、金融会社が債権者になり、あなたは債務者です。
友人は、あなたが債権者となり、友人が債務者になります。

 

<友人に頼まれたという相談理由>
1:消費者金融からの借入
2:携帯電話の契約

 

金融会社などが取り立てるのは、契約者である「あなた」です。

 

そして、あなたは、友人に取り立てることができます。

 

複雑な三角関係の話になります。

 

3つのパターンで解説していきますので、今のあなたの状況に合ったものを参考にしてください。

 

名義貸しの大きなデメリット

 

名義貸しをして、詐欺被害に遭ったと感じている人は少なくありません。

 

名義貸しを頼んだ相手と連絡が取れなくなって、はじめて騙されたと感じるケースもあります。

 

名義貸しをしたあなたは、憤りが止まらず、何とも言えない心境になっていることでしょう。

きっと、貸したくて貸したお金ではないし、あなたの善意の気持ちを踏みにじられてしまった悲しみや怒りが深いことをお察しいたします。

 

弁護士 鬼頭
あなたは、相手のために自分を犠牲にして応えたのに、相手は、あなたに不誠実を働いたということは、決して許せることではありません。そのお気持ちは、僕も同じように感じます。

 

法律では、どのような解決方法があるのかを一緒に考えます。

まずは、名義貸しのデメリットから見ていきましょう。

 

1.友人が音信不通になってしまう
2.名義貸しの分まで支払う余裕がない
3.信用情報機関に事故情報として登録される

 

1.友人が音信不通になってしまうことで、当てにしていた支払いが滞り、あなた自身が返済に困る可能性があります。

 

2.名義貸しをする状況を推測すると、あなたも経済的にゆとりがあるわけではないと思いますので、友人に貸した分の支払いが加算された時に支払いに困る可能性があります。

 

3.支払いができなかったことで、信用情報機関に事故情報として登録されてしまったり、携帯の契約であれば、強制解約を受けることにもなりかねません。

相手が支払ってくれるだろうと信じていたのに裏切られてしまうケースが後を絶ちません。

 

まず、名義貸しをする前の状況であるのなら、以下をお読みください。

すでに名義貸しをしてしまっている方は、飛ばして次の対処方法をお読みください。

 

その1:名義貸しを頼まれて貸すべきかを悩んでいる場合の対処方法

 

弁護士目線でお話するのなら、貯金から貸す、消費者金融で代わりに借りる、どちらの場合であっても

キッパリと断りましょう。

 

もしも、名義を貸して、お金を借りてあげても、相手が返してくれなくなった時点で、その返済義務はあなたにあります。

 

なぜなら、債権者から見れば…お金を借りたのは「あなた」になっているからです。

 

あなたが、その友人のことが、とても大切で、どうしても救ってあげたいと思うのなら、あなたが返す覚悟を持って借りなければいけません。

 

それよりも、わざわざ、手持ちのお金でもなく、消費者金融で借りてまで貸さなければならない状況ならば、友人に払ってもらえなくなれば、あなたがその借金をどうにかしなくてはなりません。

 

弁護士 鬼頭
すでにあなたには借金がありませんか?
僕のところに相談に来る方は、ただでさえ自分で精一杯のうえに、友人のために借りたお金のことが重なっているケースが非常に多いです。

 

 

お金の貸し借りをした時点で、友人関係が今後も上手くいくケースは少ないでしょう。

 

その辺りをよく考えて、断る勇気も大切です。

 

また、携帯電話の契約を代わりでして欲しいと頼まれるケースもあります。

 

そもそも、自分の名義でお金が借りられない状況であるということは、

友人の現在の状況は…

  • ブラックリストに登録されている
  • 限度額までお金を借りてしまっている
  • 債務整理の経験者

というケースが考えられます。

 

そんな相手にお金を貸して大丈夫なのかを今一度考えてください。

 

次に、それでも貸してしまった場合についてを説明していきます。

 

その2:名義貸しをしてしまった時の対処方法

 

もうすでに、名義貸しをしてしまっている場合の話です。

 

名義貸しをしてしまっている状況ならば、友人の動きはどうでしょうか?

 

毎月、きちんと返済をしてくれていますか?

 

もしも、消費者金融カードを渡して、すべてを友人任せにしているような状況があるのならば、大きな問題となります。

 

あなたが知らないうちに返済が滞るかもしれませんし、借金の額が増えていることも無いとは言えません。

それによって、

あなたが、ブラックリスト入りしてしまう可能性があります。

 

友人のせいで…と考えている暇はありません。

 

あなたが、名義貸しをしてしまった時には、あなた自身が返済の管理をきちんと行わなければ、自分の身を守ることができません。

 

しかし、あなたの経済的にも、そのお金が支払っていけないのなら、いよいよ大きな問題となります。

 

その3:名義貸しをして、友人からの返済が滞り、あなたも支払いが困難な場合

 

金融会社の返済期日

携帯電話の支払日

 

約束の期日はやってきます。

 

よく考えてみれば、友人と明確な支払いに関する約束をしていないことはありませんか?

 

1番多いのは、友人が数回支払って、音信不通になってしまうことが本当に多いです。

 

また、経済的に補填できる状況ではない人が名義貸しをしているケースが多いです。

 

支払義務は、名義貸ししたあなたの方にあるので、どんなに理不尽だと感じたとしても、支払いを逃れることはできません。

 

友人に何か罰則をと望むお気持ちは重々理解しています。
友人に取り立てを行える状態であれば、弁護士も力添えします。
詳しくは、面談相談にてお聞かせください。

 

しかし、現実問題として、あなたが友人に名義貸しした分を支払っていくことが難しいのであれば、債務整理を検討していただく必要があります。

 

債務整理とは一体何か…

 

債務整理とは、借金の問題を解決する手段のことです。

任意整理・個人再生・自己破産の3つの種類があります。

 

債務整理をすることになれば、あなたの中では、非常に不本意な選択になるかと思います。

ですが、このままにしておけば、事態は悪化していくばかりです。

 

友人が借りたものだからと放置していても、名義人であるあなたに督促状は届きますし、状況が悪化すれば、あなたの大切な給料や口座の差押えを受けることにもなりかねません。

 

以下の方法の中から、あなたの状況に合った方法を考えます。

 

<アーク法律事務所の場合>

任意整理
1社 18,000円
将来利息のカットをして、3~5年で分割払いにする方法です。


個人再生
目安:30万円
借金総額を大幅にカットして、3~5年で分割払いにする方法です。


自己破産
24万円(別途予納金がかかる場合があります)
借金そのものを帳消しにする方法です。

 

あなたが今抱えている問題を軸にどんな手立てを打つことで、解決へと向かっていけるのかを考えます。

 

弁護士 鬼頭
支払いに困って借金の状況をこじらせてしまうのが1番怖いので、まずは、弁護士に相談にだけでもお越しください。
全国、債務整理の案件を扱う弁護士は、無料で法律相談を行っているところが多いです。
何よりも弁護士は、あなたの味方です。

 

【まとめ】名義貸しをして支払いに困る前に弁護士へ相談してください

 

一通りの説明を書きましたが、読んでいても複雑だな、納得がいかないなと思うことがたくさんあると思います。

 

名義貸しをしてしまうと、あなたは何一つ得をすることがありません。

 

友人への取り立てが叶わず、泣き寝入りすることになったとしても、弁護士はあなたの味方です。

 

あなたの状況が好転するように頭を捻らせるのが仕事です。

 

起きてしまったことですから、ここから前向きに再起できるように一緒に考えていきましょう!

 

アーク法律事務所へのご相談には来所が必要です。

 

場所は、名古屋市中区丸の内3丁目17番地13号 いちご丸の内ビル6階にあります。

地下鉄「久屋大通駅」1番出口より北へ徒歩1分です。

 

面談時間は、平日10時より行っています。

平日夜間・土日にも対応しています。

 

ご相談料は不要です。

何度ご相談いただいても、セカンドオピニオンのご相談も無料です。

 

ベストな解決方法を一緒に考えましょう。

 

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決して責めることはありません。

あなたの立場を理解し、
未来に向けた最適な解決策を
一緒に考えることをお約束します。


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