住宅ローンが払えないとなった時…
このままでは、マイホームの維持ができなくなると不安を抱えることだと思います。
しかし、住宅ローンが払えない理由を考えてみると、クレジットカードやキャッシングの支払いで家計を圧迫してしまっていることが考えられます。
住宅購入当初は、夫婦二人で支払っていけると思って決断されたことでしょう。
その頃には、お子さんも小さかったことと思います。
しかし、子供が大きくなるにつれて、お金もどんどんかかるようになっていきます。
家計の状態は、夫婦仲を崩壊させる原因にもなります。
弁護士にできることは、借金の問題解決のためのご相談に乗ることです。
では、具体的な解決方法から考えていきましょう。
住宅ローンを除いた借金を整理すれば家計が回るかをチェック!
住宅ローン以外の借金はありますか?
クレジットカードやキャッシングの支払い状況はどうでしょうか?
クレジットカードを利用した買い物をするのは今や当たり前なことです。
クレジットカードの利用は借金です。
一括払いしていたとしても、後払いなので借金となります。
・ネットショッピングを多用している
・急な出費にキャッシングを利用してしまう
・相場よりも高いものを買いがちなどこれらの理由であれば、生活を見直すことで状況を変えられる可能性が高いです。
クレジットカードやキャッシングの支払い状況が変われば、生活が回る状況だと考えられるのであれば、債務整理を検討しましょう。
債務整理は、自己破産だけではありません。
将来利息をカットする任意整理、住宅ローン以外の借金を大幅にカットする個人再生という手続きがあります。
住宅ローン自体が支払えない場合
住宅ローンの滞納が6ヶ月を超えると、期限の利益を喪失することになります。
そうなると、住宅を売却する必要が出てきます。
方法としては、任意売却または競売です。
この状況でも、ご相談を受けることは可能です。
一緒に解決方法を探しましょう。
そうは言われても、債務整理のデメリットが気になることだと思います。
まず、デメリットから解説します。
債務整理を選択することのデメリット
債務整理をすることのデメリットは単純です。
・クレジットカードが作れなくなる
・クレジットカードが使えなくなる
・誰かの保証人になれなくなる
・新規のローン、割賦契約ができなくなる
・連帯保証人に迷惑をかけることになる
これらのどれかが困るのであれば、債務整理を行うことに躊躇することになると思います。
まず、お子さんの奨学金が心配な場合は、機関保証制度を利用することができるので、親が保証人にならなくても奨学金を借りることは可能です。
住宅ローンの保証人が配偶者、親である場合には、迷惑をかける場合があるので一度ご相談ください。
いずれにも該当しない場合は、完済から5年経つまでの期間
信用情報機関(ブラックリスト)に自己情報として登録されることだけがデメリットとなります。
次にメリットを解説します。
まとめ|債務整理を選択することのメリット
最後に、債務整理をすることのメリットをお伝えします。
毎月返している返済額の中の利息分はとても大きな割合を占めているため、完済までの道のりはとても長いです。
借金完済というゴールを3~5年後に設けられるのが債務整理のメリットです。
任意整理を選択する方の多くは、毎月の返済額も下がる傾向にあります。
(借入額が多い場合は逆に上がる場合もあります)
個人再生を選択する方の多くは、借金返済額が大きく下がります。
(例)住宅ローンを除いた借金総額が450万円の場合
最低弁済額は、100万円~になります。
自己破産と違って、個人再生手続きは裁判所を通しますが、実質的な財産の処分をすることはありません。
代わりに、売却相当額を弁済額に充当する考え方です。
これを清算価値と言います。
どちらも3~5年で返済していく計画を立てることになります。
ご依頼いただいたその日のうちに受任通知を発送するので、その日より借金の支払いをストップさせることができます。
返済で頭を悩ませることは終わりますよ!
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