相談解決事例|営業マンのノルマ達成のために借金を積み重ねてしまった

インセンティブをもらえば、給料はグッと上がるのが営業マンの何よりの魅力。

 

そして、優秀な成績をおさめることができたら、会社のヒーローにもなれる。

 

選ばれた営業マンだけの味わえる光景なんだと思います。

 

ですが、それを維持していくために、少々の無理をしてしまうのが、営業マンの最大のデメリットです。

 

自分の営業ノルマのために借金を重ねてしまったSさんが、抱えきれなくなって相談を決意し、住宅ローンを守りながら再起すると決めた個人再生のお話をします。 

 

 

【相談解決事例】営業マンの借金が膨れ上がる経緯とは…

 

今回の相談者は、Sさん(男性、40代)

 

結婚して15年、長男・長女にも恵まれて、幸せ一杯。

 

会社からも認められ、会社役員を務めるほどに上りつめ、マイホームも建て、世間的には人並み以上の暮らしをしていました。

 

そんな誰もが羨みそうな状況のSさんに一体何があったのでしょうか?

 

 

営業ノルマ達成・契約のために始めた借金

 

Sさんは、非常に仕事に真面目なタイプで、また情に弱いという面も持っています。

 

そんなSさんは、顧客のためにと、多少の実費も臆することなく、必要経費として、身銭を払うということをしていました。

 

そういった頑張りも評価され、契約が取れ始めると、契約金の立替払いをするようになります。

銀行、借入

その立替払いは、当然、ポケットマネーで…とはいかず、銀行などから借入をするようになりました。

 

でも、それは、痛手でも何でもないと思っていたのです。

 

給料は、多い時で、月収100万円あるわけですから、支払いに困ることもありませんでした。

弁護士 鬼頭
近年は、低収入の人よりも、高収入の人の方が、借金問題に悩むケースも増えてきています。
これだけの収入があるのだから、痛手はないという意識が働いているようです。

 

 

会社に不正がバレて、役員からの転落

 

しかし、Sさんのやり方は、いわゆる不正でした。

 

そのため、長年積み重ねた手法だったけれど、会社にバレることになり、役員からも降ろされてしまいます。

 

これまで当てにしていた収入で、契約の立替払いとして借りていた借金の支払いも、マイホームのローンも返済していくことが難しくなります。

 

おまけに年収は、2,000万円ほどもあったのに、今では、700万円ほどにと落ち込みます。

 

それでも、平均年収より多くもらっているわけですが、Sさんの経済状況としては、とても借金の返済が難しくなってしまいました。

 

この時の毎月の返済額は、住宅ローンを含めて、約40万円ほどです。

 

弁護士 鬼頭
お給料と同等の金額が借金の返済額になってしまう方は、よくいらっしゃいます。
ここまで膨れ上がってしまうと、もうどうにもならなくなってしまうので、生活に不安を感じた時点で、相談に来ていただける方がタイミングとしては良いと思います。

【相談解決事例】住宅ローンを抱えている人に提案したいことは「個人再生」

 

Sさんの借金の内訳は、住宅ローンが16万円ほど占めていました。

 

残りの24万円は、銀行や消費者金融で借りた返済額です。

 

多くの方は、この収入と支出のバランスが取れなくなった時に、自己破産しかないと考えるのかもしれません。

 

ですが、僕は、住宅を持っている人には、できる限り、住宅を手放さない方法を考えたいと思っています。

 

一生に一度買えるか、買えないかという大きな買い物です。

 

同じ男として、そのプライドは守ってあげたいと思うのです。

 

よって、こういった方には、個人再生手続きを提案することが多いです。

 

弁護士 鬼頭
住宅ローン以外の借金を圧縮して、住宅ローンの支払いもできる安定収入があって、尚且つ、住宅資金特別条項が使えれば、大切なマイホームを手放さずに借金の問題だけを解決することができるのが、個人再生手続きです。
さらに、自己破産とは違って、実際に財産を処分することはありません。
※車の場合は、ローンの組み方によって、所有権留保の問題で引き揚げされてしまうケースは多々あります。

 

Sさんが行った債務整理
小規模個人再生

個人再生手続きは、借金を1/5~1/10にカットし、3~5年で返済していく計画を立てることをします。

 

今後支払っていくことになる弁済額
銀行や消費者金融から借りていた借入額
およそ2,000万円ほどありました。弁済額は、300万円となります。これを5年(60回)で分割すると…
毎月の返済額は、5万円になりました。

Sさんの場合は、車を一括で購入していたので、車の没収をされることもなく、住宅資金特別条項が使えたので、マイホームも残りました。

 

(結果)

債務整理前の返済額は、毎月24万円
小規模個人再生を行ったことで
毎月の返済額は、5万円にすることができました。結果、19万円を免除してもらうことに成功しました。

 

 

【まとめ】個人再生手続きでは、財産を残すことができる場合がある!

 

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、個人再生手続きは、住宅資金特別条項と言って、ある一定の要件を満たしていれば、住宅ローンをそのまま支払い続けて残すことができます。

個人再生と住宅ローン「住宅資金特別条項」とはどういうものなのか?

 

車の場合は、残る場合と残らない場合があるので要注意です。

一言で言えば、借金の全体を1/5~1/10へカットする手続きなので、その中に車のローンが含まれてしまうと、車を残すことが厳しくなってしまいます。

個人再生「車は引きあげられる?残すことはできるのか?」

 

それぞれ、詳しく説明しているので、合わせてご覧ください。

 

 

<個人再生をお考えの方へ>

ブラックリスト(信用情報機関)事故情報の登録期間はどのくらい?
個人再生とは?メリットとデメリットやリスクはどれだけある?
個人再生手続きの流れ・期間・費用とは?名古屋の法律事務所の場合
個人再生と住宅ローン「住宅資金特別条項」とはどういうものなのか?
個人再生「車」は処分?3つの残せる条件を紹介!
個人再生「最低弁済額」とは?あなたが支払う返済はどうなる?
個人再生を名古屋で安く手続きしたい場合はアーク法律事務所へ

 

借金・多重債務問題の解決方法は二択です。

①収入を増やして返済する
②借金の返済額を変える

借金の返済額を変えるとは

 


【ご予約について】


※名古屋にある当事務所までお越し頂けない場合は、お近くの法律事務所をお探しくださいますようお願い申し上げます。

友だち追加

▲  ▲  ▲

友だち追加をして、メッセージを送ってください。


★メールでご予約される場合はこちら

メールから予約する


★お電話でご予約される場合はこちら

052-962-5600

・こんな内容を聞いてもらえるのかな?
・今日空いてるなら行きたい!
・ちょっと不安なことが聞きたいなど

お気軽にお電話ください!

お待ちしております。

営業マン、ノルマ達成、きつい、借金
最新情報をチェックしよう!
>よくある債務整理の質問

よくある債務整理の質問

よくある債務整理の質問を掲載しています。気になること、ご不安なことにお答えしていますので、どうぞご覧ください。

CTR IMG
お問合せはお気軽にこちらから→→→
メール又はLINEでどうぞ!