もしも、あなたに税金を滞納しているという心当たりがあっても、税務署から滞納に関する知らせがメールで届くことはありません。
税務署からの連絡は、書面または電話のみです。
あなたの元に届いたメールと照らし合わせてみてください。
本物の国税電子申告・納税システムからのメールは下記のとおりです。
「所得税に関する重要なお知らせ」などの件名で、国税庁からの連絡を装った不審なメールが送信されていることを把握しました。
国税庁では、e-Taxの利用にあたり、メールアドレスを登録している方に対して、メッセージボックスに情報が格納された際などに、登録しているメールアドレス宛てに「e-Tax(国税電子申告・納税システム)‹info@e-tax.nta.go.jp›」の 送信元表記で、定型文の「税務署からのお知らせ」メールを送信しています。
定型文に当てはまらない「税務署からのお知らせ」メールについては、酷似又は偽装したメールであり、e-Taxから送信したものではありません。
このようなメールを受信された場合は、メールを開封せずに削除するなど、取り扱いには十分にご注意ください。
国税庁HPより引用
本物と偽物の見分けに関しては、あなたがe-Taxを経由して電子上のやり取りをした覚えがあるか、ないかが重要です。
e-Taxに何の覚えもない方に届いたメールは、詐欺メールを疑って、絶対に中に添付されているURL等をクリックしないようにしてください。
税務署が送る可能性のあるメールに関して確認されたい方は、下記のe-Tax(国税電子申告・納税システム)HPをご確認ください。
実際に届いた詐欺メールについてご紹介します。
【重要】国税電子申告・納税システムという件名のメール
実際に届いたメールの画像です。
このように国税庁から、いきなりメールが届いて驚いた方もいると思います。
でも、冷静にお考え下さい。
冒頭でも書きましたが、
日本は、まだまだアナログ作業がデフォルトです。
税務署から連絡が来るのなら
書面
電話
このどちらかです。
督促の内容が、支払先も不明な形で、メールで送ってくるわけがありません。
メールには、国税通則法37条と記載されていますが、詐欺集団の常套手段です。
第一、税金の未払いがあるにしても、一体何の税金の未払いなのかも明記されていません。
国税庁のメールアドレスも、確認用のサイトのURLも見るからに怪しいです。
この羅列が本物のサイトのURLです。
偽物のサイトは、
http://数字
になっています。
豆知識として、「https://」になっていないサイトは、安全性が心配なサイトであることを覚えておいてください。
もしも、詐欺メールのリンク(URL)を開いてしまったら…
間違えて開いてしまうこともあると思います。
その場合には、落ち着いて1つずつ対処するようにしましょう。
まず、上述した通り、フィッシングサイトは、安全性が心配です。
ウイルス感染したり、IDやパスワードなどの大切な情報を盗まれてしまう可能性があります。
- スマホやパソコンをオフライン環境にしましょう
- ウイルス対策ソフトなどで、スキャンを実行し、ウイルス感染していないかをチェックしましょう
- クレジットカードの情報を入力してしまった場合には、クレジットカード会社に相談しましょう
- 金銭的被害に遭った場合はサイバー犯罪相談窓口へご相談ください
実際にフィッシング詐欺に遭ってしまった場合は、こちらをお読みください。