「弁護士」と聞くと…おおごとな事件に自分が直面している気がしませんか?
何気ない毎日を過ごしていれば、テレビドラマで見たりするくらいで無縁な存在だと思います。
弁護士と言えば…
訴訟問題や裁判で活躍する人という認識が強いと思います。
この根本をたどると、
法律を駆使して、弁護士は相談者(依頼者)の味方をするのが仕事です。
具体的な仕事の内容の1つには、債務整理があります。
わかりやすく言うと…
借金問題を解決する手助けをするのも弁護士の仕事の1つです。
借金が返済できなくてお困りのあなたに弁護士には何ができるのか?
デメリットはあるのか?ということをお話します。
債務整理を弁護士に相談するという発想が生まれにくい理由…
冒頭でも書きましたが、「弁護士」と聞くと…
おおごとの事件に巻き込まれた気分になるのが、一般的な人の感覚だと思います。
やはり、弁護士のイメージは、訴訟問題に対して、代理人として仕事をする人。
このイメージが1番強いのではないでしょうか?
あとは、自己破産というワードと共に浮かんだとしても、
「自分がすごいことになるんだ…」
という、人生の落第点みたいなイメージを感じたりすることでしょう。
そして、何よりも…
「弁護士」という存在自体が、身近ではなさすぎて、
近寄りにくい人だ。
と、遠ざけたくなる気がしませんか?
話す言葉は、きっと、自分にとってわからない法律用語を並べるんだろうな…
債務整理の相談に言ったら、自分の行いを軽蔑されるのではないだろうか?
こんなことで、弁護士を頼っていいのだろうか?
いやいや、そんなことよりも…
依頼料が高くて、自分には支払えるわけがないだろう…
と、現実とかけ離れた存在となってしまっているのが、世間一般的な声ではないでしょうか?
よって、どんなに困っていたとしても、なかなか行動できないまま過ごして借金問題が悪化してしまうケースが多いのです。
その度合いが進めば、借金問題は人の命も奪いかねません。
もともと、ちょっとしたことから始まった借金なのに、気づけば命を脅かすほどの存在へとあっという間に早変わりしてしまいます。
死を考えてしまうのなら、まず、ダメもとでいいので相談にお越しください。
次に、あなたの債務整理を弁護士に相談するメリットについてお話します。
債務整理を弁護士に相談するメリットとは…
繰り返し言います。
「弁護士」という仕事は、訴訟問題を取り扱うだけではありません。
弁護士は、あなたの債務整理を担当することができるいわば、救世主のような役割を持つことができるのです。
これまで、支払日が来るたびに頭を悩ませ、その支払いのためにあらゆる金融会社からお金を借りたりしてきたことでしょう。
その借金生活からの脱却方法を考えるのが弁護士の仕事の1つなのです。
ご依頼を受ければ、取り立てや支払いをその場でストップさせることができます。
これは、債務者に与えられている権利です。
そして、債務整理は、自己破産だけではありません。
一般的な認識だと、借金に困った=自己破産と思いますよね。
でも、実は、あなたの状況によっては、任意整理・個人再生という別の方法を考えることもできます。
借金の返済額が減れば生活ができそうな場合は、今の生活を維持したまま借金の負担額だけを減らすことも可能です。
あなたの今に見合った方法を考え出すプロが弁護士です。
まず、督促が止まったら…
あなたの心は、どのように変わるでしょうか?
督促に怯え、支払いで首が回らない日々から
「解放されて、眠れる!」
そう言葉にされて、安堵し、帰って行かれる相談者の方をたくさん見てきました。
この瞬間は、本当に弁護士冥利に尽きます。
相談に来る方は、それほどひっ迫した状況でいらっしゃっています。
途中でこらえきれず、大つぶの涙を流して、嗚咽で言葉が詰まる人もいます。
どうにかできるものなら、どうにかしたいんですよね。
弁護士に相談して安心して帰れるのも、
自分に合った解決策を見つけることができたからこそです。
では、債務整理を弁護士に相談するデメリットはないのでしょうか?
次にお話します。
債務整理を弁護士に相談する2つのデメリットとは…
弁護士に相談するメリットは、あなたに合った解決策が見つかるということでしたね。
それに対するデメリットとは、何があるのでしょうか?
本質としては、これまで抱えてきた借金の問題が変わるので、デメリットはほとんどありません。
- 信用情報機関への影響
- 弁護士の選定問題
①債務整理を行うことで、信用情報機関に事故情報として5~10年登録(ブラックリスト)されてしまいます。
<ブラックリストの影響>
- クレジットカードが利用できない
- ローン契約ができない
- スマホの割賦契約ができない
- 保証人になれない
これまでやれていたことができなくなるということはありますが、それは、弁護士に相談した結果ではなく、債務整理をした結果です。
主には、信販会社を介するような契約が一定期間の間だけできなくなります。
でも、デビットカードなどが代替機能を果たすので、実質、生活に大きな支障を与えることは少ないです。
次に、こんなことを法律事務所という立場で言ってはいけないかもしれませんが…
②あなたが相談しようと思う弁護士が、
本当に債務整理を専門に取り扱っているかどうかがポイントです。
弁護士の選定を間違えると、二度手間になることもあります。
実際、最初の法律事務所で債務整理が上手くいかず、困り果てて、うちに相談に来たという方を何度も見てきました。
そういう方は、弁護士費用を2回も支払うことになります。
だからこそ、うちの事務所を!というわけではありませんが、弁護士の見極めは、あなたがきちんとしてください。
その方法を選択した先の自分がどうなるのかをしっかり弁護士に確認し、きちんと答えてくれる弁護士に依頼することを忘れないでください。
無理な任意整理を勧められたり、不必要な自己破産を勧められるケースもあります。
あなたが納得することが何より大切なことです。
【まとめ】債務整理を弁護士に相談するポイントのおさらい
債務整理をすることの最大のメリットは、これまで頭を悩ませていた借金問題の解決方法が見つかります。
- 相談する弁護士は、債務整理を専門に取り扱っているか
- その弁護士は、あなたの未来図をきちんと説明できるか
<債務整理をお考えの方へ>
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