相続財産の確認

相続開始により、被相続人に属していた一身専属権(被相続人の免許など当人だけの資格や権利)を除く権利義務の一切が、相続人に移転します。

相続財産例


相続される財産 相続されない財産
(一身専属権・一身専属義務)
相続財産と
みなさない財産
積極財産(プラスの財産) 土地・建物
現金・預貯金
有価証券(債権・株式等)
自動車
会員権(ゴルフ・ジム等)
動産(絵画・骨董・宝石等)
貸付債権・売掛債権
無体財産権 (著作権・特許権等)
裁判上の損害賠償請求権など
消極財産(マイナスの財産) 借入金
買掛金
保証・連帯保証債務
滞納税金
裁判上の損害賠償義務など
代理権
雇用契約上の地位
扶養請求権
財産分与請求権
生活保護受給権など
香典
墓石・仏壇等の祭祀財産など

生命保険金

生命保険金を受け取る権利(保険金請求権)は保険契約により、被保険者の死亡を機に発生しますので、一見、相続財産に含まれるように思われますが、保険契約で受取人を定めることも出来るため、原則、受取人固有の財産となり、相続財産には含まれません。保険金請求権は相続財産とは別個の扱いとなることから、相続放棄をしても受け取ることが出来ますし、保険金を受け取っても相続放棄をすることが出来ます。

特定の人物が受取人に指定されている場合

受取人は固有の権利として保険金請求権を取得します。保険契約の成立により
受取人が取得する権利ですので、相続財産には含まれません。

受取人を「相続人」と指定されている場合

[1]と同様に、保険契約に基づき相続人の固有の権利として、保険金請求権を
取得します。 相続人が受け取る保険金の割合は、概ね保険会社の契約約款で
定められています。

受取人の指定がない場合

通常、保険約款には「被保険者の相続人に支払います。」との条項が
規定されていますので、[2]と同様の扱いになります。

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